こちらの記事では(2019年9月3日)に発売された
ぼくらはみんな シロとクロの動物お悩み相談係の最新話『9話』の
ネタバレや感想、考察を文字だけご紹介しております。
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ぼくらはみんな シロとクロの動物お悩み相談係の最新話『9話』のネタバレ
助けてくれたのは・・・
マシロとクロエ、玲央の14歳3人組、
動物お悩み相談係の面々は、
今日は迷子のイルカ・ハコちゃんの件で港に立っています。
「ここで発見されたの？」と沖をみやるマシロ、
方舟湾で発見されたからハコちゃんらしい、と
情報を確認する玲央。
ともかくハコちゃん情報をくれた電話の主に
再度確認をいれてくる、と歩き出したマシロは、
残ってこの辺りを探すという二人を振り返りざま、
1歩目から滑って海へ落下・・・。
「なんでそうなるんだ？」
落ちたマシロを冷静に見下ろしてコメントする玲央ですが、
本気で溺れているらしきマシロに気づき本気で心配します。
「マジかよ、泳げねーのかよ！？」
慌てて手を差し出し救助活動を始めようとすると、
海面からつかまって！という声が。
「せびれに！はやくつかまって！」
（イルカさん・・・この子がハコちゃん！？）
溺れながら見当をつけるマシロ。
はやく、とうながされて背びれにつかまるものの、
2人してぶくぶくと溺れる事態に。
結局、玲央が助けることになりましたが、
やはりこのイルカはハコちゃんでした。
ついに来るべき時が来た！
ひと先ず落ち着き、動物と話ができるマシロが
ハコちゃんに事情を聞きます。
「ふねのおとにわーってなって、おかあちゃんやなかまと
はぐれてしまったの・・・」
まだ赤ちゃんのハコちゃんは泣き始めて、
おかあちゃんや仲間に会いたい、さびしいと
マシロたちに訴えかけます。
「このままずっとおかあちゃんに会えなかったら・・・」
ハコちゃんの不安そうな一言にグッと来てしまい、
きっとお母さんを見つけてあげるから
それまで一緒にいてあげると3人は約束しました。
それから毎日港へ通い、漁船を出して母イルカを探しつつ、
ハコちゃんと交流を深める3人。
（イルカは群れで生きる動物だから、一緒にいてあげなきゃ。
私はお母さん代わりとして寂しくないようにー）
特にこのように張り切ったのはマシロです。
しかしある日、いつものように港へ行き、
ハコ―！と呼びかけると別の大きな声が重なります。
“せーの、ハコちゃーん！”
声がした方角をすると何とテレビクルーがいて、
リポーターがハコちゃんを特集していました。
“ここ方舟湾に現れた迷子のイルカ・ハコちゃん。
小さな町は今ハコちゃんフィーバーに湧いています”
わけがわからないでいるマシロとクロエですが、
玲央はこうなってしまった情報をつかんでいました。
「ハコの動画がネットにあがって、テレビで紹介されたらしい」
マシロは人が集まってパニックになるであろう
ハコの様子を心配していると、ハコがやってきました。
「マシロ～、にんげんがいっぱいだよ～」
「ごめんね、怖いよね」
そしてふと、ハコの体中についている傷に気づきます。
「これ、どうしたの？」
「あ、これ？このみなとちいさいから、あちこちぶつけるの」
痛そうではありませんが、よく見ると痩せてもいます。
浮かぬ顔で大丈夫か尋ねるマシロにへへッと笑うハコ、
「だいじょうぶ、おかあちゃんいないけどマシロいるから」
（ハコ・・・）
さよならハコ・・・
なんとなくもやもやしたものを抱えながら、
その夜クロエと部屋にいるマシロ。
クロエはベッドに寝そべりながら
ハコちゃん情報をスマホで見ているところです。
「ハコちゃんがこのまま弱っていくなら、
水族館では保護する事も検討しているってよ」
そしてこのままでいいわけがないことを
マシロもわかっているよね、と何となく探りました。
まさにそのことをマシロは考えていたのですが、
行動に移させたのはクロエが見つけた次の情報。
「ちょっと！マジ！？今からハコちゃん捕まえに行くって
ツイッターで言ってるバカがいるんだけど！！」
ガバッと起き直るや一目散に港へマシロは駆けていき、
クロエも玲央に連絡を取って後を追います。
先に港についたマシロはまたも足を滑らせ、
海へと落ちてしまいました。
（やばい、これ死んじゃうやつかも・・・ハコ・・）
ほどなくして陸に上げられたマシロは意識を戻し、
複数のイルカに助けられたと教えられました。
一頭のイルカが進み出て、カモメにここだと聞いたと言います。
そのイルカはハコの母親、
だめもとでカモメにいつぞや3人が頼んだ捜索作戦が
ついに功を奏したのでした。
「ハコ！よかったね！早くみんなのところへ・・・」
しかしハコの反応は思いもかけないものでした。
「やだ。ハコここにいる。マシロと離れたくないもん」
やはり恐れていた情がうつる事態となり、
マシロは心を鬼にすることを決めました。
波打ち際に立ってここまで来れるか問うマシロ。
「来れないでしょ？同じ世界では生きられないんだよ。
わたしはハコなんか好きじゃない、あっちいって」
泣きそうな顔をするハコですが、
母に促されて寂しそうに海へと帰っていきました。
その姿を見送ってから玲央がくしゃっとマシロの頭をなで、
「よく頑張ったな」
マシロは心の中でハコに謝りながら
ハコ大好き、と何度も呟き涙をこらえるのでした。
海を去り際、キュー・・・という微かな声を聞いて
マシロは後ろを振り向きますがハコはいません。
（この広すぎる海でもう二度と会えない、
でもハコが元気でいてくれたら嬉しいな）
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以上がぼくらはみんな シロとクロの動物お悩み相談係の最新話『9話』のネタバレでした！
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ぼくらはみんな シロとクロの動物お悩み相談係の最新話『9話』の感想と考察
ぼくらはみんな シロとクロの動物お悩み相談係の
最新話9話は、さよならハコちゃんの巻でした。
かなり切ない今回のお話、迷子イルカの母探し。
しかし動物園を実家としながら
野生動物と適度な距離を取ることができなかったのは、
やはり14歳、まだまだ修行中ゆえでしょう。
ハコちゃんの愛らしさに悶えた読者も
お別れ場面では涙をこらえられないはず。
しかしマシロにとってもハコちゃんにとっても、
今後大きな成長の糧となる出会いであったのは救いですね。
さあ、次回はどんな動物との交流があるのか
楽しみに待っていましょう！
まとめ
ここまでは、ぼくらはみんな シロとクロの
動物お悩み相談係の最新話『9話』の
ネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
いかがだったでしょうか？
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