こちらの記事では(2019年8月10日)に発売された国境のエミーリャの最新話『1話』のネタバレや感想、考察

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国境のエミーリャの最新話『1話』のネタバレ

日本人民警察

舞台は1962年の仙台から、

集合住宅のドアを開けた野々村は

人民警察(ミリツィア)の訪問を受けます

 

「野々村晃、共和国逃亡幇助の疑いで逮捕する」

逃げ出す野々村に銃が向けられた。

 

所変わって人民警察の事務所、

高杉は人民警察の上官である友人に

野々村逮捕を急いだ理由を質問していた。

 

党最高会議の前に点数を稼いでおきたかったのはともかく

野々村の抹殺により、脱出支援組織の全体像を知るための

情報源が絶たれてしまったのだ。

 

高杉は野々村が逮捕直前に仲間に警報を流していないか

憂慮しているが、それは無いという、

野々村への監視は完璧だったのだ。

 

「もう行けよ。トウキョウ行きの汽車に乗り遅れるぞ。」

 

高杉は面白くなかった、それというのも

上司であるあいつは親のコネで民警に入り

成り上がったのだ。

 

自分だけの手柄をものにしてあいつを見返してやると

いきまく高杉の手には一枚の少女の写真があった。

 

人民食堂のエミーリャ

こちらは東京の押上、

小さなアパートの一室で

エミーリャと母親は粗末な食事をしている。

 

今日はエミーリャの19歳の誕生日、

母親はなにかおいしいものを作ろうと思ったが食糧が手に入らない、

3時間並んだが肉にはありつけなかったのだ。

 

エミーリャは気にするそぶりも見せないが

母親はエミーリャから笑顔が消えてしまった事が気にかかっている。

シゲルがいなくなって以来・・・笑うのを忘れてしまったようだよ。」

 

アパートの一階の郵便受けには杉浦エミーリャ宛の封筒があった、

差出人は野々村晃、手紙の内容は近況を知らせるありふれたものだが

便箋は一部が破り取られていた。

 

アパートの前の公園で男が人を探していた、

知り合いの女の子、咲子の叔父さんだ。

 

エミーリャは咲子なら向こうの道路で見たと嘘をつき

叔父を向こうへ追いやって、

公園の遊具に隠れていた咲子に合図した、

もう大丈夫だ。

 

隠れ場所から出てきた咲子の顔はひどく殴られた跡があった、

叔父さんにやられたらしい。

 

咲子は泣きながら壁の向こうのママに会いたいと言う、

「それができないんなら・・・死にたい」

 

西と東のトウキョウ

この物語は現実には存在しなかった過去の物語である。

 

第二次大戦が終結し、

敗れた日本は連合軍に分割統治されていた、

北海道から北関東までをソ連統治の東日本国、

残った西半分を日本国としてそれぞれが独立国となっていた。

 

東京は東西に分断され、東側の約半分は東日本国

そして二つの領土の境界には高い塀が建てられ

緩衝地帯を挟んで厳重な警戒態勢が敷かれていた。

 

東日本国の領土である東京の十月革命駅、

かつて上野駅と呼ばれていた駅で

エミーリャが人民食堂で配給食を給仕していた。

 

今日配給できる食事はすべてなくなってしまったが

そこに一人の男が紙切れを持ってやってきた、高杉である。

「この券で、なんとかならないか?」

 

エミーリャは地下へ入り、高杉の持っていた紙切れを

野々宮から受け取った手紙の破れた跡にあわせてみる

ぴったり合った。

 

高杉が現金を見せると、エミーリャは札束を一つとって

プラットフォームへ飛び出し、

いま発車しようとしている電車の車掌に手渡しした。

 

高杉はエミーリャに連れられてどこかのアパートの一室にいた、

これで逃亡組織の隠れ家の一つがわかった、大きな収穫だ。

 

窓の外を見ると壁の向こうに花火が上がった、

それを見たエミーリャは、今夜決行することを高杉に伝えた。

 

エミーリャは高杉に銃を持っていたら出せという、

相手を信用させるためには仕方がない、

高杉は後で返してくれるように念を押しながら全ての銃を渡した。

 

エミーリャは11時になったら迎えに来ると言い残して部屋を出た。

 

決行

その夜、エミーリャが運転する車は川沿いの橋のたもとについた。

 

橋を渡れば西側、端は封鎖されている

橋の中を通って向こうへ渡れるのだ。

 

橋脚をよじ登って橋の下のアーチの開口へたどり着き

探照灯のサーチライトの光をかいくぐって

アーチからアーチへ渡ってゆく。

 

途中からは橋に穴が開いているので、

端の内部を通って進むことが出来る。

 

やがて通路は塞がれていて行き止まりになったが

零時になればこの通路を西側の情報機関員が空けてくれるという、

これで晴れて西側へ脱出できるのだ。

 

深夜零時15分前、高杉はエミーリャに

西側情報員との連絡手段を問いただした。

 

エミーリャは列車の無線を使って西側へ連絡していた

電車が荒川を渡るときに乗務員が列車内から無線で連絡し

国境の向こうである川の上流の巡視艇で仲間が傍受するのだ。

 

東側当局は列車無線の周波数までは監視していない、

完全な盲点になっているのだ。

 

もう直ぐ零時

高杉は西側は物騒だからと

銃を返してくれるように頼んだところ、

エミーリャは一丁だけ返してくれた、

弾は装填済だという。

 

銃を受け取った高杉はエミーリャに銃口を向けた

「知りたいことはほぼわかった。

杉浦エミーリャ、亡命幇助の罪で逮捕する。」

 

だが、エミーリャは動じない、

高杉が民警の人間だと察しがついていたのだ。

 

野々宮からの手紙は便箋二枚に渡っていたが

その二枚とも便箋は一部がちぎり取られていた、そして

高杉が持っていた紙片は、その一枚の切り跡に一致した。

 

野々宮は亡命者に2枚の切れ端を渡したはず

一枚は亡命の準備段階で、

そしてもう一枚は亡命のための列車が発車する直前に。

 

2枚の切れ端が揃っていることが

この人物が信用できる事をエミーリャに保証するのである。

 

一枚しかもっていなかった高杉はその事を知らなかったばかりか

自分で自分が民警の人間だと認めてしまったのだ。

 

高杉の銃には実は弾は装填されていない、

エミーリャは高杉に銃を向けた。

 

高杉は自分を殺せば仲間がエミーリャをとらえに来ると脅したが

エミーリャは高杉が単独行動をとったと知っていた

 

二枚目の便箋があった事を知らなかった高杉は

野々宮の手紙を検閲した民警の人間から

完全な情報を渡されていなかった高杉は仲間に売られたのだ。

 

高杉の脳裏に「あいつ」の顔が浮かんだ。

 

高杉は銃を投げ捨てた。

 

ギブアップ、

だが高杉は、最初の予定通り西側に渡して欲しいと頼んだ、

どうせ東側ではもうやっていけない、

このまま西側へ逃亡するつもりだ。

 

エミーリャは拒絶した。

今夜の本当のルートはここではない、

それにそれは高杉のために用意したものではないのだ。

 

荒川を巡回する哨戒艇のエンジン音が響く、

船が通るときに撃たれれば銃声はかき消されてしまうだろう。

 

一か八か、高杉が警備兵に助けを求めようと

橋に空いた穴から上へ出たところは

西側への壁のすぐ手前だった。

 

壁へ向かって走る高杉、

後ろからエミーリャが銃を投げつけた。

 

銃は橋の上に落ちて発砲、銃声に即座に探照灯が壁を照らす、

壁を登る高杉の姿が明るく照らし出された

 

橋の上で銃声が鳴り響き、高杉は殺されたが

エミーリャは橋脚を降りて東側にもどっていた。

 

亡命

今夜の作戦の本当の時間は午前1時

エミーリャは家に帰れずに

路傍に座り込む咲子を連れて路地を進む

 

「この配水管の中を70メートルほど進めば

西トウキョウに出られるわ。

中はとても狭いけれどあなたには通れる。絶対に後戻りはだめよ。

向こう側で待っている人がいるわ。」

 

咲子はエミーリャに抱きついて涙を流した。

「ありがとう」

咲子の肩を抑えるエミーリャの顔に笑みが浮かんでいた

 

咲子は配水管の中へ入った、

川向こうの配水管の出口では一組の男女が待ち受けていた。

 

杉浦エミーリャ19歳

十月革命駅、人民食堂の給仕係。

もう一つの顔は脱出請負人

絶対に笑わない女

 

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以上が国境のエミーリャの最新話『1話』のネタバレでした!

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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国境のエミーリャの最新話『1話』の感想と考察

東西統一前のドイツの首都の状況をモデルにした

戦後の東西陣営による

分割統治下の東京を舞台にした架空歴史ものです。

 

ベルリンの壁を模した東京の壁が

都心部を二つにわけ、その東と西に隔てられた人たちが

壁を越えて合間見えるための算段を取り計らうのが

エミーリャの裏の仕事ということでしょう。

 

人民警察はこれを取り締まる立場ですが

高杉の行動や、民警内の情報の扱い方を見る限りでは

民警内部にも亡命の内通者がいるようですね。

 

今回は西側のトウキョウの話が全くでてきませんでしたが

次回以降、次第に分割統治下の

トウキョウが描かれてゆくのでしょう。

 

次号を楽しみにしたいと思います。

 

まとめ

ここまで国境のエミーリャの最新話『1話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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