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友達100人でKILLかなの最新話『8話』のネタバレや感想、考察を
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友達100人でKILLかなの最新話『8 話』のネタバレ
病床のリン
学校の教室であびるは、
三人目に殺した早見が死ぬ間際に言った言葉を考えていました。
「まんまと、ひっかかりやがって・・・！！」
自分が兎先士（うきし）たちにだまされているのだろうかと
疑心暗鬼になっているあびるは、
課題のプリントを受け取りに来た委員長を恐ろしい形相で
睨み返してしまいました。
あびるの表情に震え上がる委員長を案じて
クラスメートがあびるにいじめるなと声を掛けます。
「あっ・・・ごめっ・・・！！」
思わず謝罪の言葉を口にしますが、言葉になりません。
家のベッドでリンの食事を手伝うあびる、
リンは顔中を笑顔にしてとても楽になったと喜んでいます。
「早く直ってお兄ちゃんにいっぱいお返しするからね。」
「リンがいてくれるだけでお返しになってるよ。」
元気になったリンの姿を見ると、あびるも幸せになります。
リンの部屋を出たあびるに、背後からカミィが変だといいます。
その言葉を聞きとがめたあびるにカミィが話し続けます。
「いえ、少しおかしいことが・・・」
あびるはリンの食事に使ったスプーンをベッドサイドに置き忘れたことに気がつき、
錬の部屋に取りにもどってみると
リンはベッドの中で、食べたものを枕元に吐き戻して喘いでいました。
驚いて駆け寄るあびるにリンは精一杯の笑顔で答えます。
「違うの・・・悪いフリしてるだけなの・・・」
自分の状態を気遣う兄に、つらい思いをさせまいと
リンは必死で病気から回復しているフリをしていたのです。
リンの病気が良くなっていくはずだという契約を思い出して
カミィをにらむあびるに、カミィが説明します。
「治っていってはいます・・・ですが先ほど「変だ」といったのは・・・
ここまで治ってはいないと思っていたのです。」
「心配・・・しないで・・・、お兄ちゃん・・・。」
「大丈夫・・・だからっ・・・！！」
震える体で必死に笑顔を作るリンをあびるは抱きしめながら
リンの嘘をみぬくことすらできない自分の愚かさをのろいました。
「こんなウソすら見抜けないようじゃ、俺は・・・リンを救えない・・・！！」
訪ねて来た二人
台所のシンクで水道の蛇口から流れる水を見ながら
表情を硬くするあびるにカミィが、
大丈夫だと慰めの言葉を掛けたとき窓のほうになにか小さな音がしました。
あびるが窓のサッシに目をやると、
半分開いた窓の桟に二つ折りにした紙がおいてあります。
あびるは窓を開いて外を見てみましたが、
外には誰もいないようです。
おかれていた紙を開いてみると、そこには紙いっぱいにおおきな文字で
『きをつけてください』
と書かれていました。
思わず驚いて飛びずさるあびる、
内容も意味が分かりませんが、
この手紙はもしかすると自分のしていることをだれかが見ているのではないか。
汗をかいて呆然としていると、玄関のチャイムがなりました。
来客のようです。
ドアを開けるとそこには兎先士と久里が
花束を抱えて立っていました。
二人はリンの見舞いに来てくれたのです。
あびるはありがとうといいながら、
もしかしたら今、手紙をくれたかと聞き正そうとしましたが
その言葉は途中で飲み込んでしまいました。
兎先士は、力になりたいので上がって話をしてもよいか、と聞き
それを聞いたカミィはチャンスだと言って二人を上げるように
あびるに助言します。
今日はちょうど親もいませんから計画を進めるには好都合なのです。
死者は人を騙せない
二人を自分の部屋に上げて床の座卓に案内しながら
あびるは本当にこの二人が自分を騙しているのかどうか、
判断できないでいます。
あびるの悩みをみてとったカミィがアドバイスをしてくれました
「大丈夫、教えてあげますよ、絶対に騙されない方法。」
「ひとつの真実があります。死人は人をだませません。」
兎先士と久里は顔を見合わせて、
お互いを確認すると兎先士が話し始めました。
あびるの家庭での不幸を聞きつけて、
何か力になれることがないかとやってきたのだといいます。
こんないい奴らが本当に自分を騙しているのだろうか、
でも彼らがサクをいじめて自殺に追いやってしまったことも事実ですから
二人は加害者なのです。
加害者側の人間は殺さなければならない、
あぐらをかいて座りながら、膝に拳をあてて震えるあびるが顔を上げたとき
その目からは涙が溢れていました。
驚いてどうしたのか、と訪ねる二人にあびるは涙を拭きながら
二人の気持ちが嬉しくてこらえ切れなかったのだと説明しました。
「俺さ・・・お前たちと違う学校にいったろ？」
「そっちで全然、上手くいかなくて。」
「いおつも一人ぼっちで・・・だから今日、嬉しくて・・・！！」
さあ、大事なことを聞かなければなりません。
「俺たち、友だちってことでいいんだよな？」
二人はお互いに顔を見合わせて、「うん！友だちだよ！！」。
やりました、
これで二人とも「確定友だち（かくとも）」、
あびるの名演技に背後でカミィも感動しています。
5人目の友だち、そして・・・
あびるは席を外して、台所に下り
3人分のジュースを用意して二人のグラスには毒薬を入れました。
薬が溶けていくのを見ながらあびるは
兎先士の顔と早見の言葉、そして謎の手紙の文字を思い返していました。
「俺は・・・だます側になる！！」
部屋にジュースを運んできたあびるに久里は感謝し、
ちょうどのどがカラカラだとグラスを口に近づけます、が
兎先士が待ってくれと声をかけました。
計画がバレたかと目を丸くするあびるですが
兎先士は再会を祝ってみんなで乾杯しようと提案します。
ほっとしながらグラスを手に取るあびる、
三人のグラスがテーブルの上で打ち鳴らされ
兎先士と久里の口にジュースが流れ込みました。
「ゴクッ」
次の瞬間、テーブルの横には口から泡を吐いて倒れた久里の姿と
その横で笑ってあびるに向かう兎先士の姿が。
兎先士があびるに話しかけます。
「上手いだろ？飲んだフリ。」
顔をひきつらせて泣き出しそうなあびるに、兎先士は言葉を続けます。
久里が一人で飲もうとしたときにはちゃんと止めないと、
彼女だけ苦しみ出したら僕にばれちゃうよ、と
もっと人殺しは優美にやらなくちゃいけない、と諭します。
「大丈夫だよ、警察に任せるような趣のないことはしない。」
「あびる君、僕とゲームをしないかい？」
「ゲー・・・ム・・・？」
あびるの頭に紙に書かれた『きをつけてください』の文字が躍ります。
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以上が友達100人でKILLかなの最新話『8話』のネタバレでした！
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友達100人でKILLかなの最新話『8 話』の感想と考察
リンの病状はやるせないような状況で、
兄を思う彼女の優しさは痛々しいかぎり、
あびるは少しでも早く計画を進めなければと心に決めたことでしょう。
兎先士ち久里、二人同時に処分してしまえればうまくいったのですが
兎先士にはあびるの計画が読まれてしまいました。
兎先士はあびるが二人を殺そうとしていることを知りながら
わざわざあびるの家にやってきたと言うことは
何か彼には別の計略があると考えるべきでしょう。
久里が殺されることは想定した上での芝居だったということになりますね。
誰かが投げ込んでいった紙切れの「きをつけてください」の文字は
今回の兎先士のゲームのことではなく、
もっと大きなトラブルのことを指しているのではないかと思います。
次号は兎先士の用意しているゲームでの勝負、
あびると兎先士の騙しあいになるのでしょうか。
まとめ
ここまで友達100人でKILLかなの最新話『8話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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