こちらの記事では(2019年8月30日)に発売された

能面女子の花子さんの最新話『50話』のネタバレや感想、考察

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能面女子の花子さんの最新話『50話』のネタバレ

深刻そうな表情の北山先生

職員室、スマホを片手に

深刻そうな表情を浮かべている北山先生。

 

瞳孔は収縮し、

口はわずかに開いているという

放心したような表情をしています。

 

その表情からは、

かなり大きな問題が起きたことがわかりました。

 

突然立ち上がる北山先生。

 

大きな音に、

周囲の教師たちも驚いてしまいます。

 

「北山先生?どうしました?」

「い、いえ、すいません……

少し、トイレに行ってきます……」

 

北山先生が、

ショックを受けたような表情のまま立ち去ります。

 

「能面j……泉さんのことで何かあったのかな」

「……」

 

密かに北山先生に想いを募らせる、

岩井先生もその後ろ姿を心配そうに見ていました。

 

一方の女子トイレ。

 

(三郎様の舞台のチケットとれなかった……!)

 

トイレで泣き崩れる北山先生。

その理由は、北山先生の「推し」である能楽者、

三郎のチケットが当選しなかったため。

 

多くの舞台とは異なり、

能楽では同じ演目を行わない。

 

つまり、次にいつ同じ演目と配役を見られるのか

わからないのです。

 

今回の舞台はとりわけ配役が豪華で、

北山先生的には絶対に取りたかったチケットでした。

 

トイレで北山先生がしばらく落ち込んでいると、

始業を告げるチャイムが鳴ります。

 

(しっかりしなさい祥子!仕事中よ!)

 

自分を奮い立たせ、北山先生は授業へ向かいました。

 

一方の職員室では、

北山先生の元気がないことは

花子のせいだという噂が立っています。

 

「泉さんは担任でない私たちでも扱いに困るときあるし……」

「悪い子ではなさそうですけどね……」

 

それに反応したのは岩井先生でした。

 

「泉に何かあったのか聞いてきます!」

 

花子さんと岩井先生

「北山先生の元気がない?」

「何か心当たりはないか?」

 

岩井先生に話しかけられる花子。

ふと、思い返してみると、

能面を保護しようとする北山先生が

困るようなことはたくさんありました。

 

「どれかしら……心当たり大あり」

「花子さん……」

 

「北山先生、そんなに元気ないんですか?」

 

香穂が尋ねると、

岩井先生は息を吐きながら答える。

 

「ああ……昼食もとらずに、

青い顔をしてずっと仕事をしている

(元気あるの?ないの!?どっち!?)

 

「さぶちゃん関連かしら」

 

花子が北山先生の趣味を思い出して、

三郎のチケットだと推測します。

 

花子がチケットを問い合わせれば

問題なくチケットを入手することができるでしょうが、

かつて同じ提案をして、

強がって断られたことがありました。

 

「……でも北山先生には元気になってほしいし……

さぶちゃんに聞いてみます。チケット余ってるか」

「大丈夫か!?北山先生に怒られないか!?」

 

岩井先生が言うと、

花子がじっ、と岩井先生を見つめます。

 

「な、なんだ……」

岩井先生がさぶちゃんに直接連絡を取ったことにしましょう。

それなら私は怒られません。大丈夫!ねっ」

「俺が怒られるパターンか!?」

「ですよね、やめましょう」

「い、いや、ちょっとまて……」

 

岩井先生が、

脳内で北山先生に怒られるシーンを想像します。

 

(悪くない……)

 

結果、花子の考えた作戦通りに

事が運ぶことになったのでした。

 

作戦の結果

「北山先生」

「岩井先生。どうされました?」

 

職員室で北山先生に話しかける岩井先生。

だが、チケットは完売で取ることができませんでした。

 

それを話すと、北山先生は困惑します。

 

岩井先生がわざわざ能のチケットを取る理由がなかったから。

 

「あ、でも、チケットはとれなかったんですけど――

 

「本人が来ました」

 

北山先生が硬直する。

なんと、チケットを手配できなかったお詫びとして、

自ら舞を披露すべく、三郎がやってきたのです。

 

「そこの子べしみ先生、机を動かしてもらえますか」

「べしみ……俺か!?」

 

三郎の指示通り、

岩井先生が机を動かします。

 

そして、彼は膝を折ると、

舞の準備に入りました。

 

「お待ちください。

あなた様の技はこんなところで

無償で披露していいものではありません

 

意外なことに、

北山先生は冷静。

 

意外にも平常心な表情をしています。

その状況に同僚も訝しむが、

彼女はそのまま続けました。

 

「今度、体育館に能舞台をこしらえましょう。

そこで披露して頂けますか。

できれば私たちだけではなく、

生徒たちにも見せてやりたいのですが」

「……それは名案ですね。

姉の二葉が喜びそうな企画だ。

さっそく話を持ち帰りましょう」

 

三郎が会釈をして帰っていきます。

 

その瞬間、北山先生が倒れてしまいました。

 

「北山先生!?」

「ずっと息を止めていた!?なぜ!?」

「あんな至近距離で

三郎様と同じ空気を吸うなんて無理です……」

 

彼女は息も絶え絶えにそういうと、

岩井先生に呼びかけます。

 

「舞台チケットを問い合わせるなんて……

三郎様のファンだったんですね」

(なんかすごい勘違いが生まれている!?)

 

一応、2人の距離は少し縮まったのでした。

 

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以上が能面女子の花子さんの最新話『50話』のネタバレでした!

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能面女子の花子さんの最新話『50話』の感想と考察

北山先生のムーブが、

おっかけをするファンそのもので、

腹筋を刺激してきますね!

 

回を追うごとに

その「推し」度がどんどんあがってくるようで……

なんだか親近感がわいてきます。

 

さて、今回で岩井先生が

思わぬ勘違いをされてしまったわけですが、

一体どうなっていくのでしょうか?

 

北山先生と岩井先生が舞台を見に行く……

という形のお話も今後生まれそうですね!

 

まとめ

ここまで能面女子の花子さんの最新話『50話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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