こちらの記事では2019年08月03日に発売された

憂国のモリアーティの最新話37話のネタバレや感想、考察

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憂国のモリアーティの最新話37話のネタバレ

翌朝の朝食

昨日、モリアーティから

貴族院ぐるみの”不正の証拠“が記載されている書類を受け取ったアダム。

 

翌朝の朝食を取りながらも

(これで改正選挙法案を貴族院にも認めさせる事が出来るはず)

(後は如何に上手く交渉できるかだけだ…!)

と証拠の書類と自身の議員としての戦略について難しい顔で考え込んでいます。

 

朝食に同席している弟のサムは、

深刻そうに黙り込む兄を心配する。

 

すると、メイドが

「パターソン主任警部が至急の報告があり、応接室に見えている」

と報告が入る。

 

アダムはサムの肩に手を置き心配いらないと元気づけるて応接室に向かうが、

不安そうな顔で頷くサム。

 

パターソンの苦言

応接室を訪れたアダムは

パターソンから数時間前に巡査が貧民街で殺された事を聞かされます

 

「ファウラー巡査は市警本庁舎の留置所の警備担当の一人です」

「爆破犯が殺害された夜も警備を担当していましたが」

「翌日から無断欠勤しており市警も行方を捜していた矢先でした」

と語り始める。

 

そして調べた結果ファウラー巡査には重篤の母親がいて、

多額の治療費を必要としていたが

不思議な事に一昨日500ポンドの大金が一括で病院に収められていたことを調べたパターソン。

 

その話を聞いて納得したアダムは

「ファウラーは金で雇われ爆破犯の口封じをし…そして自身もまた口封じで殺されたという訳だな…」

と推測し、パターソンも同意見の様です。

 

今まで、アダムを狙って脅迫状や爆破未遂を仕掛けてきたのは素人だが、

今回は完全にプロの手口の為、パターソンは警備増員を提案する

しかしアダムは”信用できない人間が一人でも増える方が危険だ、

と提案を却下します。

 

パターソンは既に現在屋敷に居る”スターリッジ“や”ロビンソン“も

弱みに付け込まれる恐れが有り、

アダムを狙っている人間が人心掌握に長けて良心を持ち合わせていない為、

対策の必要性を再度アピールする。

 

それでもアダムは「次の一手を既に考えている」と再度不要の返答をします。

 

これには流石のパターソンも引き下がり屋敷を後にする。

 

アダムは彼の苦言も、最もだと考えつつ、

(但し相手がその恐ろしい手段を使って来られるのは私に武器が無い時だけだ!)

と協力な証拠『武器』を持っている今は、攻撃こそ最大の防御であり、

交渉の場では自分の方が優位である事を分からせようと決意します。

 

従者に午前の予定を全てキャンセルするよう告げると、

自身は単身でランガムホテルへと赴く。

 

貴族院の代理人

ホテルに着くと貴族議員達とアダムの待ち合わせを心得ていたかのような青年に、

一室に案内される。

 

しかし、その部屋で待っていたのは貴族院の正式代理人である

【チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン】ただ一人でした。

 

アダムは不正の証拠をミルヴァートンに見せ交渉を持ち掛けます。

 

1つは自分の仲間や大切な人間に手を出せば、この不正を世間に公表する事。

2つ目はアダムが庶民院で通過させた改正選挙法案を貴族院でも可決させる事。

 

その二つの要求を貴族院がのむのであれば、

不正の証拠については公表しないと告げる。

 

ミルヴァートンは一字一句違えず貴族院に伝える事を約束して、

アダムは部屋を出ます。

 

原本の写しが不明で

コピーもどれほどあるか分からない状況で相手は自分たちに手出しできず、

改正法案を通し、平等な社会の実現を信じながら帰路に着くアダム。

 

脅迫王の策略

アダムが部屋を去った後、ミルヴァートンは不敵な笑いを浮かべ

「傑作だ…よもや”脅迫王“の私が脅迫を受けるとはな…だが残念ながら…わたしに脅迫は通用しない…」

と余裕の表情。

 

アダムは証拠を公表する事は出来ない、

なぜなら証拠を奪うことができるからだと語り

「人を殺させれば良い」

「そうすれば奴の証拠は証拠として機能しなくなる」

「市民を人殺しの話などに耳を貸さないからな」

「ホワイトリーを我々の側に引き込み人殺しまで堕ちてもらおう」

と悪魔のような算段を青年に話すミルヴァートン。

 

悪魔の誘惑

アダムが出かけているホワイトリー邸では

弟のサムがメイドのマギーを呼びに居間に顔を出すと、

なんとマギーが胸を刺されて死んでいました。

 

驚いた拍子に車椅子から落ちてしまったサム。

 

そこにスターリッジが現れたので、

医者を呼ぶように声を荒げて懇願するサムでしたが、

スターリッジが後ろ手にマギーを刺したであろうナイフを隠し持っている事に気付いてしまう。

 

サムに謝罪の言葉を述べつつも、

こうする以外道がないと切羽詰まった様子でサムにナイフを振りかざすスターリッジ。

 

その頃ミルヴァートン邸では、

部下から“準備”が整ったと報告を受けるミルヴァートンと

ミルヴァートンの計画を傍観する仲間のゴリングスとハリーがいます。

 

ハリーに向かって聖書を読んだことはあるかと問うとミルヴァートン。

 

しかし大切な事はそこに出てくる聖人たちの逸話ではなく悪魔の話だと語る。

「悪魔は何故、人を誘惑し悪に手をそめようとするのか答えは簡単だ。」

「彼らにとって善き行いをする者に悪事を働かせる事こそが最高の娯楽だからだ」

禁じられた愉悦こそ悪の真の本質であり、

自分は悪そのものだとパイプ煙草を吸いながら心底楽しそうにハリー達に話すのでした。

 

自分の屋敷に戻ったアダムはマーカスとマギー、

そして愛しい弟サムの死体を目にします。

 

スターリッジは三人を殺害したナイフを手に「自分が殺した」と白状する。

 

善き政治家のアダムはミルヴァートンの策略により、

その手を黒く染めてしまうのでしょか。

 

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以上が憂国のモリアーティのネタバレでした!

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憂国のモリアーティの最新37話の感想と考察

ミルヴァートン恐ろしいですね。

善人からの脅迫を覆す為に、その善人の手を黒く染めさせる。

 

確かに理に適っているかもしれませんが、

アダム含む命を落とした人間たちが可哀想です。

 

弱みのない人間なんていないので、

相手を意のままに操るにはそこをつくのが一番なんでしょうね。

 

アダムにとっての弱みは愛する弟のサムだったので、

精神的のも現実的にも極限の状態まで

追い詰めわれてしまったアダムですが、

スターリッジをどうするのか非常に気になるところです。

 

この流れだと手にかけても、

おかしくない流れですが、踏み止まれるのでしょうか。

 

まとめ

ここまで憂国のモリアーティの最新話37話のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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