こちらの記事では(2019年9月11日)に発売された

死なないで!明日川さんの最新話『22話』のネタバレや感想、考察

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死なないで!明日川さんの最新話『22話』のネタバレ

「文化祭の出し物、『赤ずきん』に決定しました!!」

 

高校の文化祭。

 

それは、クラス全員が協力し、

全力で色々な出し物を行う行事である。

 

その成功のためにはクラス全員が結託し、

力を集めなければならない。

 

しかし、全員が全員、出し物を楽しめるわけではなかった。

 

もちろん、明日川さんも「楽しめない」人の1人である。

 

「なんで高校にもなって劇なんだよ」

 

クラスの男子から文句が出る。

 

食い物屋とかでいいじゃん、という声も出ていた。

 

明日川もそれに同意するが

食べ物屋は学校の決まりで禁止されており、

他の選択肢もないため

消去法で劇に決めるしかなかったのだ。

 

しかし、明日川さんにとって、

劇はまさに天敵といっていい。

 

(人前で演技するなんて恥ずかしさの極み……即死だぞ!!!)

 

明日川は言わずとも知れた恥ずかしがり屋。

その上、演技に自信があるわけでもない。

 

ただ、劇をやることは確定してしまった。

 

ならば、明日川さんが希望するのはひとつである。

 

(舞台には上がりたくない……絶対裏方希望!

 

しかし、裏方は裏方でも、

大道具・小道具班は明日川向きではない。

 

なぜなら、大道具・小道具班は人数が多いので

万が一足を引っ張ったときの反応が怖いからだ。

 

また、仲間で固まって作業するせいで、

「ぼっち」になってしまう可能性も高い。

 

よって、明日川が希望するポジションは、

「音響・照明」一択だった。

 

(譲らないぞ!! 誰にも!!)

 

心の中で覚悟を決める明日川。

役職を決めるのは、来週に持ち越された。

 

早河くんと明日川さん

明日川は、

文化祭のことを頭の端に起きながら、

電車に乗り込んでいた。

 

そこに声をかけてきたのは早河くんである。

 

明日川さんとは別のクラスであるものの、

ある程度親交の深い男性である。

 

「聞いたよ。3組は文化祭、赤ずきんやるんだってね」

「えぇ。でも私は音響とか照明になりそうで」

 

その言葉に、早河は眉を下げる。

明日川さんが出るんだったら観に行きたかったのに。

その言葉に、明日川は思わず顔を赤くした。

 

一瞬だが、

その言葉に、明日川さんは微妙に揺らいでしまう。

 

しかし、心の中で頭を振り、

頑とした姿勢を崩さないように気を付けた。

 

そう、明日川さんにとって

劇で演技をするというのは即死級の衝撃なのだ。

 

それを回避するためには、

全力を尽くさなければならない。

 

(逃げる……音響・照明で……

文化祭を逃げ切ってみせる!!)

 

明日川はひそかに覚悟を決め、

劇の配役決めに臨むのだった。

 

配役決めるよ、明日川さん!

黒板に配役の人数が書きだされる。

 

それを見て、明日川は頭を抱えるしかなかった。

 

<音響・照明 3>

 

明日川が希望する音響・照明は、

3人しか選ばれないのだ。

 

門が狭すぎる――

 

ならば、と明日川は考えた。

 

先に端役を取ってしまうのはどうだ?

肉を切らせて骨を断つ!!

主役級をやるくらいなら、セリフの少ない役で

ダメージを最小限に……)

 

しかし、

手をあげようとした瞬間、

明日川の頭に「劇」のイメージが流れ込んでくる。

 

大勢の客の視線。

輝くスポットライト。

そこで台詞を読み上げる――

 

明日川にそれは不可能だといってよかった。

 

「じゃあ、音響から……」

 

頭の中で戦国武将をイメージする明日川さん。

ここは勝負だ。

 

いさましく馬に乗り(脳内で)

軍配を片手に(脳内で)、

目指すは音響・照明の役。

 

いざ、出陣――

 

「はーい、赤ずきんは、

明日川さんが良いとおもいまーす!」

 

クラスの女子が、

突然の提案をする。

 

勇ましく出陣しようとした明日川さんは、

火縄銃で撃たれる。(脳内で)

 

その提案に、クラスも乗り気だ。

 

明日川さんの評判がよいのと、

クラスが主役をあまりやりたくないのがあわさり、

クラスは明日川さんが赤ずきんをやるムードになっていた。

 

(押される……みんなの圧に……

もう、引き受けたほうが楽なんじゃ……)

 

折れかける明日川。

しかし、再び劇の光景を想像する。

 

それが、

明日川に勇気をもたらした。

 

(この後には地獄が待ってるんだ、ここだけは譲らん!!)

 

「いや、私CD再生するのすごい特異だし、

電気のスイッチ押すのもすごい褒められたことあって!!」

 

しどろもどろになりながらも主役をはねのけ、

音響・照明に立候補することに成功した明日川さん。

 

だが、明日川の予想通り、

音響・照明に立候補する人の数は多い。

 

しかしこのときのため、

明日川は出来る限りのことをしてきた。

 

必勝祈願をし、トンカツを食べ、

おやつにもビッグカツを食べたのだ。

 

願掛けは万全。

あとは、

勝利の女神が微笑むだけだ――

 

「赤ずきん役は、

明日川さんに決定しました~~~!」

 

真っ白に燃え尽きる明日川。

あろうことか、彼女は主役に抜擢されてしまったのだ。

 

ついでに、

大狼さんも同じく主役級の狼役に抜擢。

 

文化祭の劇は、

自意識過剰二人組の主演でやることになってしまった。

 

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以上が死なないで!明日川さんの最新話『22話』のネタバレでした!

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死なないで!明日川さんの最新話『22話』の感想と考察

明日川さんが武将として(脳内で)出陣し、

クラスのメガネ女子に横から

(脳内で)撃たれるところが面白かったです!

 

今回は文化祭編でしたが、なんとこの話、

しっかりと続くのだとか。

 

あおりによるとしっかり劇もやるそうなので、

明日川さんと大狼さんのコンビが

どんな「赤ずきん」を繰り広げるのか

楽しみですね!

 

明日川さんはなんだかんだ要領がいいので、

頑張ってこなせそうな気がしますが、

大狼さんがどうなってしまうのか気になります。

 

死んでしまわないよう、

次回も明日川さんを見守りたいですね!

 

まとめ

ここまで死なないで!明日川さんの最新話『22話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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