こちらの記事では(2019年8月5日)に発売された苺シンドロームの最新話8話のネタバレや感想、考察

文字だけご紹介しております。

 

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苺シンドロームの最新話8話のネタバレ

彼の地元へ行こう

夏休みに入って学校の目を気にせずに、

冬馬と2人で会えることにワクワクしている樹。

 

「海だー!!」

 

この日2人は学区を遠く離れた

冬馬の故郷の田舎へ遊びに来ています。

 

最寄り駅についてはしゃいで階段を

先立って下りていく樹に、

冷静な冬馬の声が追いかけます。

 

「樹の親には別々で外出することにしてるんだし、

パッと行ってパッと帰るんだからな」

 

そんな落ち着いた冬馬の様子に

樹はちょっと不服そうにちぇっと軽く舌打ちし、

 

「せっかく冬馬くんの故郷に来たんだしー」

 

ご両親に挨拶とか・・・と頬を染めて

乙女ちっくな夢想にうっとり耽りますが、

容赦ない冬馬の現実的な言葉がそれを破りました。

 

「いやまだそれは早いだろ。それはまたいつかな」

 

今日は海だけ、とポーカーフェイスの冬馬にめげず、

気を取り直す樹。

 

自分の故郷は山あいで海が珍しいため、

海に来られて嬉しい、と笑顔を冬馬の方へ向けました。

 

「あ、海の前にさ、寄りたいところがあるんだ」

 

樹の言葉を拾って頼む冬馬。

 

いいよ、と快諾した樹の手はふわっと、

冬馬の手に握られます。

 

そっと樹が横を見ると冬馬は

ポーカーフェイスながら頬が少し上気。

 

(そうだ 私を知ってる人はここにはいないんだ・・・)

 

その子は彼女かい?

冬馬の“寄りたい先”は一軒の古い、

昔ながらの駄菓子屋でした。

 

カララ・・・と引き戸を開けて

冬馬が覗き込むように入っていくと、

奥から声がかかります。

 

「あらぁ?」

 

奥の間で本を読んでいた店主である

年配の女性がその姿をみとめて、

 

「冬馬くんかい?」

 

嬉しそうに声をあげて出てきました。

 

お久しぶりです、と挨拶をする冬馬に

先生になったとかいろいろ聞いてるよ、と

店主の女性はニコニコしてふと樹に目を留め、

 

「キレイなかわいい子連れとるね、彼女かい?」

 

「はい」

 

迷いなくにこやかに答える冬馬に

樹は驚きを隠せません。

 

(今日の日野くんなんだか大胆だな・・・)

 

手を自ら繋いでくれたこと、そして自然に

彼女だと紹介してくれたことに、

今更ながらドキドキしてきます。

 

地元だからリラックスしてるのかな、と

ぐるぐる考えている樹をよそに、

店主と冬馬はなごやかなやり取りを。

 

「なんか飲むかい?やっぱりラムネがいいかの?」

 

返事を待たずにラムネを取り出しながら、

小さい頃の冬馬の思い出を語る店主の女性。

 

集めたラムネをよく店に来てくれた、と言う部分で

思わずかわいいという樹に、

顔を赤らめながら反論する冬馬なのでした。

 

下の名前で呼んでみる

縁台に腰かけてプハーッとラムネを飲み干しながら、

 

「日野くんの味、おいしー!!」

 

からかい気味な樹に照れて辟易している冬馬。

 

さっきの話は忘れてくれと懇願しますが、

樹はかわいいからイヤと却下します。

 

そこでふと樹が気づいたこと。

 

(そういえばさっき、下の名前で呼ばれてたな・・・

わたし、呼んだことないかも・・)

 

ちらっと冬馬の顔をみやって、呼んでみたい衝動にかられます。

 

「冬馬くん」

 

ラムネを口に運びかけていた手が止まる冬馬

しかしすぐに、

 

「・・・はい」

 

自然に返事をしてくれたのでした。

 

その嬉しさを確認するように再度、

下の名前を呼んでみる樹。

 

「冬馬・・・っ」

 

今度は“くん”なしで呼んでみると、

冬馬は顔を傾けて

 

「なーに?」

 

樹は慌てて、下の名前呼びたかっただけ、と

キュンとするのを必死でこらえながら

冬馬に言い訳するのでした。

 

この広い世界で出会うということ

その後2人は海へ向かって波打ち際で楽しく戯れ、

夢のような時間を過ごします。

 

(2人が同い年だったら、毎日こうやって

外ではしゃげたりできたのかなぁ)

 

ひとしきり遊んだあとは木陰で寝そべり、

一休みする2人。

 

冬馬がここでどんな過ごし方をしていたのか

思い出話を聞きながら樹は、

ずっとここにいたいなという思いがこみ上げるのでした。

 

日も傾いてきて2人は防波堤を散歩して

帰る時間までを惜しみます。

 

上にのぼって海を眺めながら歩く樹の胸には

一つの奇跡に感謝する気持ちが溢れていました。

 

(こんな広い世界で1人の人と出会えるのは、

やっぱすごいことだよね・・・)

 

「日野くん、わたしを好きになってくれてありがとう」

 

その言葉に下から樹を抱きしめる冬馬。

 

「それはこっちのセリフだ」

 

驚いている樹が冬馬の顔を見ると、

夕焼けのせいならず顔が赤くなっています。

 

「ありがとう」

 

そして樹を防波堤から抱き下ろしますが、

そろそろ帰ろうかという樹の言葉を

黙って聞いています。

 

返事を待たずに先に歩き出した樹の背中に聞こえたのは、

 

「電車、もう一本遅いやつに乗るか」

 

振り向いて樹がでも時間が・・・と言いかけると、

目に入ったのはうつむいて離れたくなさそうな、

子どもっぽい冬馬の顔でした。

 

それを見た樹はふっと優しく笑って、

 

「もー、日野くんったらあとちょっとだけだよー?」

 

(今はまだ色々気にしなきゃだけど、

今日みたいにいつでもイチャイチャできる日が

早く来るといいな・・・)

 

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以上が苺シンドロームのネタバレでした!

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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苺シンドロームの最新話8話の感想と考察

苺シンドロームの最新話8話、

夏休みの甘酸っぱいときめきの巻でした。

 

正統派の甘酸っぱい恋のやりとりに、

今回もドキドキキュンキュンが止まりませんね。

しかし24歳でこんなにピュアな冬馬

ありえない!とイジワルを言いたくもなります。

 

地元で2人の立場を知る人がないせいか

のびのびカップルらしい時間が過ごせて、

なんだかグッと近づきましたよね

 

次回のシークレットピュアラブストーリー、

どんな展開になるか今から待ちきれません!

 

まとめ

ここまで苺シンドロームの最新話8話のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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