こちらの記事では2019年8月21日に発売された

ラジエーションハウスの最新話『73話』のネタバレや感想、考察

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ラジエーションハウスの最新話『73話』のネタバレ

杏と弟・久志の幼い日の記憶

杏の勉強中に久志がレンの散歩に行こうと誘ってきました。

 

宿題をしているからあとでねという杏に久志はレンだけ物置に首輪で

つながれていて窮屈そうだと言います。

 

それはしょうがないでしょ~、

散歩もママに見つからないようにしないといけないから、

もう少し待ってと久志に言ったのです。

 

杏は思い出して、少し呼吸が荒くなりました

 

本当は唯織はあの頃のことには自分から触れないようにしようと

思ってたのですが、杏のつらい記憶が・・・。

 

五十嵐にもしかしたら母から何か聞いていたのかたずねる杏。

 

辛そうな表情でそこまで詳しくではないですけど、

久志君のことは聞いていました。

 

辛い記憶

子供の頃の杏が夕陽を見ながら、

隣に座るレンにイオリがいなくなっちゃたねとつぶやいていました。

 

杏は昔のことを思い出して、

自分が全部唯織の存在ごとずっと触れないようにしてきたことに気がつきました。

 

全部自分が原因だったと涙を浮かべて唯織に謝ります。

 

何度も、私が…全部…私のせいで…と繰り返し

うつむいたまま立ち尽くしてしまう杏。

 

唯織の方がうろたえてしまい「そんなアンちゃんのせいとか…。」

 

大丈夫ですかと言って杏の方に近付くと、

杏は涙をボロボロこぼしながら

私のせいであの子…久志が死んじゃった…

と泣いていました。

 

唯織は驚き、苦しそうに泣いている杏の背中にそっと手を添えると、

杏はハッと気づいたように泣き止み、

唯織は「もし…吐き出して楽になるのなら聞かせてもらえませんか」

と言いました。

 

俯いたまま杏は話し始めます。

 

杏は物置で弟の久志に話しています。

 

今日からこの子をここで飼うからと話すと、久志はその犬を見てレンだよ。

レンと呼びました。

 

パパとママにはウチで飼ってはダメと言われちゃったけれど、

2人でいい子にして許してもらえるまで何回もお願いしてみようと杏。

 

それから…宿題してるからあとでねと久志に話したので、

杏は待っているものだと思っていました。

 

「よし、終わり!」宿題が出来た時、

千明ちゃんから電話がかかってきました。

 

ベットの上で寝ころびながら、たわいのない話をしていたので、

久志が部屋の様子を見に来たことにも気づいてはいません。

 

けっこう長電話しちゃったと思いながら、物置に向かいますが、

レンはもぬけの殻で、杏は久志とレンを探し回ります

 

すると歩道に野次馬らしき人たちが並んでいます。

 

その隙間から道路を見ると、片方のスニーカーが落ちていて、

倒れている男の子の足のそばにレンが見えました。

 

自分が…あの時一緒に散歩に行っていれば…電話をもう少し早く終わらせていれば…」

「そもそも内緒でレンを飼ったりしなければ…久志は死なずにすんだのにッ…」

(そんな…久志君の事故の原因になった飼っていた犬というのはレンのことだったのか…)

 

唯織は自分にとって幸せな思い出だったレンとの記憶は、

杏ちゃんにとっては多分一生癒えることのない

つらい思い出なんだ…唯織は考えました。

 

杏だけが悪いのではない

杏が悲嘆に暮れているのを見て、

唯織は口を開きます。

 

杏に向かって、唯織がいくらそれは杏ちゃんのせいじゃないと言ったとしても、

何の気休めにもならないと思います。

 

だからもし、久志君の事故がアンちゃんのせいだっていうなら、

それはレンを残して引っ越ししてしまった唯織のせいでもあります。

 

唯織も泣きそうになりながら必死で話し続けます。

 

だとしたら…引っ越しの原因となったウチの親のせいでもあるし…

レンを飼うことを許してくれなかったアンちゃんの両親のせいであるかもしれなくて…。

 

何が責任かなんてことは全く分からない。

 

それなのに…アンちゃんはずっと自分だけを責め続けて…。

 

本来は…甘春病院を継ぐはずだったかもしれない久志君の分まで

ずっと努力をしてきて…。

 

アンちゃんだけのせいじゃなくて、色んな人のせいなんだから、

一人で抱え込むんじゃなくて僕たちも…もっと頼ってください。

 

僕が支えますから。

 

その言葉に杏はようやく顔を上げました。

 

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以上がラジエーションハウスの最新話『73話』のネタバレでした!

 

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ラジエーションハウスの最新話『73話』の感想と考察

ようやく杏の中に眠っていた記憶が明らかになってきました。

 

真面目な杏ですから、

あまりに責任を感じてしまって

自分で背負っていくことが出来なくなり、

記憶を仕舞って閉じてしまったのではないでしょうか。

 

姉と弟の何気ない会話や守られなかった約束、

そして巻き戻したい時間。

 

少しずつ物事がずれていたら、

起きなかったことかもしれません。

 

物事にたら、ればは禁物ですが、

どうしてもそうかんがえてしまいます

 

自分のせいで弟が死んでしまった、

そう思い込んでしまった杏もまだ子供です。

 

唯織がもしも引っ越ししていなければ…唯織もそう思ったはず。

 

でも時間は戻すことが出来ません。

 

今唯織にできる事を全力でするしかありません。

 

支えますとようやく杏に伝えられた。

 

その言葉に今まで言えなかった唯織の真心が溢れてきました。

 

まとめ

ここまでラジエーションハウスの最新話『73話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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