こちらの記事では(2019年8月29日)に発売されたぽんぽんの最新話『3話』のネタバレや感想、考察を
文字だけご紹介しております。
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ぽんぽんの最新話『3話』のネタバレ
明かされた真実
マッドサイエンティストの父の監禁から解放され、
双子の兄である右理を探すため
卓球の全国大会へと出場した左希は
とうとう決勝トーナメントまで進出しました。
試合の前で緊張している左希の元に、
急にマネージャーが駆け込んできて
初戦の相手が謎の大型新人で、
左希が探していた右理ではないかと伝えます。
そして左希の手を引っ張り、
お節介にも対戦相手の前まで連れて行きますが
どうも全然違ったようで左希は違う違うと慌てて否定しました。
単に右理のいなくなった時期と
相手選手の噂が広まった時期が
偶然被っていただけで、
この大会に右理は参加していなかったのです。
実は、監禁から9年経った後、父親と右理は自殺を図っており
ここまでが右理と左希の母親が計画したことだったのです。
その母親は若い頃、陸の孤島にあり、全国で最も自殺率の高い
とある大学の屋上に佇んでいた研究論文が盗作されて絶望し
飛び降り自殺しようとしていた男、後の右理と左希の父親を
自分の野望に引き込み、この謎めいた「実験」を開始したのでした。
左希が「右理がいない」という事実に絶望して
茫然自失の状態になっていると
対戦相手は何故かその不憫な境遇をなじりだし、
左希はさらに追い込まれます。
絶望の卓球
左希は「嫌だ！」と泣き叫び、
あらゆることに絶望したと状態になってしまい
結局そのコンディションのまま
第一回戦が始まっていきました。
メンタルが不安定なのに
卓球のプレイのキレは全く低下せず
むしろスピードや反応速度が上昇しているかのような
激しい攻撃を繰り出し
対戦相手は終始圧倒されてしまい、
手も足も出ないレベルまで追い込まれます。
対戦相手は苦肉の策として、
先ほどから一度も後ろに下がらない左希に対して
ボールを上に打ち上げ隙を突こうとしました。
しかし、監禁されていた時に使っていた机よりも
卓球台は倍近い大きさなので
ボールが自分に届くまでの時間は、
左希にとって従来の感覚から2倍もあり
高く打ち上げられたボールに対処する時間も、
溜めの時間も十分でした。
ボールに向かって信じられないほどの脚力で高く飛び
強力なスマッシュを相手に向かって叩きつけます。
対戦相手は完全に怖気付き、腰を抜かして床にへたり込み
スマッシュの一撃が決定打になって、試合終了の声が響きました。
試合に勝利した左希の顔はとても暗く、
そのまま振り返って会場を後にし
廊下にあったゴミ箱へラケットを投げ捨てようとします。
残された希望
そこへ部長が現れ、左希の腕を掴み、
まだ試合が残っているといいますが
左希は右理のいない大会にはもう参加しないとうつむいて答えました。
部長は左希に卓球雑誌を手渡し、
「まだわからないよ」と言いながら
彼にその雑誌のページをめくるよう指示します。
そこには謎の日本人選手がドイツで大活躍していると書かれており
大きく載っている写真に写っているのは紛れもなく右理でした。
9年前、右理は父親から自殺を命じられても従わず
左希と同じように保護されていましたが、
右理と左希は互いに依存していたので
担当した精神科医が二人を秘密裏に引きなし、
右理をドイツへと留学させたました。
実は、右理は毎晩監禁された部屋を出て父親とあっており、
いつでも左希を連れて
逃げ出せた状態だったのに、
左希を独占するため父親が自殺するのを待っていたのです。
数年後、左希と右理は卓球の世界大会で観衆を熱狂の渦に巻き込む
新時代のスター選手へと成長し、念願の再会と試合を果たしました。
その様子を、薄暗い研究室の小さなモニターで眺めている女がおり
彼女は「右理が自分の言うことを聞かなかい子だったなんて」
「実験失敗ね」と悔しがっていましたが、すぐにニヤリと微笑み
またデータを「産めばいい」と不気味につぶやきます。
背後には複数のモニターが山積みになった状態で並べられ
そこには左希と右理のような子供たちが何組も映し出されていました。
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以上がぽんぽんの最新話『3話』のネタバレでした！
ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、
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ぽんぽんの最新話『3話』の感想と考察
３回連載の最終回、卓球とホラーなミステリーを掛け合わせた
切り口がとても新感覚なスポーツ漫画でした。
けれどもスポーツ描写とミステリー展開の組み合わせは難しいのか
どちらもやや中途半端な描写が多く、少々残念です。
左希と右理の母親が、一体何を企んでこの狂気の実験を始めたのか
絶望を与えたり、データを集めたところで卓球の何がどうなるのか
この辺が劇中で明かされなく、消化不良も否めません。
珍しいジャンルの組み合わせを試してみようという心意気と
その着眼点は素直に賞賛するけれども、そこからの展開に欠けています。
いっその事、卓球の大会に参加しないで、
父親と母親のモルモットとして
同じような境遇の子供達とバトルしていく方が
方向性としてよかったかもしれません。
この作品は人気が高ければ
ジャンプへと栄転する可能性があるので
もしそうなったら、ぜひさらなるブラッシュアップを積み
もっともっと面白い漫画になって欲しいです。
まとめ
ここまでぽんぽんの最新話『3話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
いかがだったでしょうか？
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