こちらの記事では(2019年8月22日)に発売された

血の轍の最新話『57話』のネタバレや感想、考察

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血の轍の最新話『57話』のネタバレ

しげる宅へと訪問する2人

「よく来てくれたんねぇーーー!」

 

静一と静子は、

あの事故の後、

意識を半分取り戻した

茂の家へと訪れていた。

 

来る途中、

静子はしげるについての悪口を延々と重ねていたが、

いざ訪れてみると、

彼女はし気な笑顔を浮かべる。

 

「いいえー、とんでもないです!」

だが、その顔は決して満面の笑顔というわけではない。

 

彼女が得意とする、

偽りの笑顔だった。

 

実際、

見た目には笑顔を浮かべているように見えるが、

その瞳は一切笑っていない。

 

「ほら寒いから!早くあがってあがって!」

 

おばさんに招き入れられる2人。

 

「おじゃましまーす」

 

先ほど、家に来るまでの会話などなかったかのように、

静一と静子は、ただただ、「ふつうのいとこ」のように、

家に入った。

 

しげるとの対面

家に入ると、

しげるはソファーに腰掛けて、

ぼんやりとテレビを見ていた。

 

彼は事件の前とは別人のように、

虚ろな瞳で虚空を見つめている。

 

さながら、意識のない人形のようだ。

 

「しげる!ほら、静ちゃんたち来てくれたけん!」

ぼんやりとした目で、

静子を――自らを突き落とした犯人を見つめるしげる。

 

そこには何の感慨もない。

 

「ほら、静ちゃんだよ!」

母親にうながされ、

しげるは静一に視線を移す。

 

何もない、

虚ろな瞳――

 

彼は少しうめいたかと思うと、

「わかんない……」と、

一言だけ言葉を発した。

 

「もうー!しげるー!」

 

母親の言葉にも、

しげるはぼんやりとした視線

宙に投げ出したままだ。

 

そんな彼へと笑いかけながら、静子は言う。

 

「はやく思い出してね。私たちのこと」

 

静一の表情がこわばる。

笑顔でそんなセリフを吐ける、

実の母親に少しだけ恐怖を覚えたのかもしれない。

 

一方のおばさんは、

静子や静一の心中など気にも留めず、

ぼんやりとしたしげるを横目で見ながら、

どこか喜ばしそうに言った。

 

「今日、病院行ってきたんだいね。リハビリ、やってきて」

「左手のマヒ、良くなってってるみたいなんさ」

「あ、ほんとですかあ!」

 

ここでも、

極力喜ばしそうに笑顔を浮かべる静子。

 

彼女はここまで歩いてきたときと、

同一人物とは思えないほどほがらかで、

そして、心底嬉しそうに笑う。

 

「入院してたときより良くなってるって。」

「ちゃんとリハビリしていけば、動かせるようになるかも、って」

「わ……よかったんね、しげちゃん……」

くちもとを隠して、感動したような演技をする静子。

 

そんな静子とは違い、

どうしても、静一は笑顔を作ることができなかった。

 

なぜなら、

しげるが「そう」なっているのは、

静子が原因だからだ。

 

罪悪感か、

それとも、噓のつきにくいたちなのか、

それはわからないが、

静一は笑顔を作ることができなかった。

 

おばさんは静子や静一の様子には気が付かず、

ゆっくりと立ち上がる。

 

「静ちゃんたち、来てくれてほんとありがたい。しげるも、嬉しそうだから。」

「静ちゃん、大丈夫だよ。安心してね。」

「まだボーっとしてるけど、静ちゃんのこと、わかってるから

 

おばさんの言葉に、

静一は目を見開く。

「ぜったい前みたいに、たくさん遊ぼうね」

 

おばさんの言葉に、

力なくうなずく静一。

 

横目で母親を見やると、

彼女は静かに微笑んでいるだけだった

 

静一としげる、2人だけの会話

「あ、もうこんな時間! ごはんの準備するね。」

「少しだけ、しげるを見ててくれる?」

おばさんはそういうと、台所の方へと踵を返す。

 

静子が、その背中に声をかけた。

 

「手伝います、私も」

「いいんいん!座ってて!」

「でも、悪いですから……手伝います」

静子が台所へと消えていく。

おばさんが、台所に行く前に付け加えた。

 

「静ちゃん!お話してあげて、なんでもいいから!」

「お話がリハビリになるんだって!」

そうして、あとにはしげると静一だけが残された。

 

とはいっても、しげるは相変わらずぼんやりとしており、

静一のことを見ているのかもわからない。

 

話すといっても、何を言えばいいのか、

静一にはわからなかった。

 

「なんだろう、話す、ことって」

顎に手を当てて、「話すこと」を考える。

 

かつてはしげるにからかわれていた静一。

それを思うと、話すべきことなど何も出てこない。

 

少しの間の沈黙。

 

すると突然、

しげるが、はっきりとした発音で言葉を発した。

 

「……ここ、どこ?」

 

つい先ほどまで、

ぼんやりとしていて目を開いているかどうかも定かではなかったがしげるが、

完全に目を見開いたのだ。

 

「かあさん……かあさん、どこ……?」

 

そう呟き、しげるはゆっくりと立ち上がる。

そして、歩き出した。

 

しかし彼の半身にはまだまひが残っており、

歩き出したその瞬間、彼はバランスを崩し――

 

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以上が血の轍の最新話『57話』のネタバレでした!

 

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血の轍の最新話『57話』の感想と考察

静子こわい!!

というのが、今回の感想ですね!

 

静子の行動や表情には毎回戦慄させられるのですが、

自分が犯人だというのに、

笑顔で応対できてしまうあたりが

逆に「怖さ」を出していたと思います。

 

気になるのは静一の感情ですよね。

 

ほとんど内面描写がないので、

彼が母親についてどう思っているのかわかりませんが、

困惑して、どこか後ろめたい気持ちを感じているのは、

表情からも真に伝わってくると思いました。

 

今後ですが、

しげるの意識がよりはっきりしていくのではないでしょうか?

 

それで、静子に容疑が向けられること

あるかもしれません。

 

そこからまた、

静子がどんな行動をとるのかも楽しみですね!

 

まとめ

ここまで血の轍の最新話『57話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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