こちらの記事では(2019年9月9日)に発売された

契れないひと最新話『12話』のネタバレや感想、考察

文字だけご紹介しております。

 

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契れないひとの最新話『12話』のネタバレ

もしやあなたは・・・

今日も野口は英語教材セールスで、

本日の割り当て地域をめぐっているところです。

 

歩いてみると何だか閑静な住宅街は、

裕福な生活をしているらしき人たちの

立派な一軒家ばかり・・・。

 

ザッザッ・・・と足を運びながらふと頭によぎるのは

自分の将来のこと、

(私もいつかマイホームを建てたりするのかな・・・)

しかし現在の月給12万という給料がすぐに蘇って、

浅はかな考えを打ち消す野口。

 

そして村上、と堂々と書かれた表札を掲げている、

立派な門を押してとあるお宅へ入ります。

こんにちは、と玄関先をにこやかに開けると

奥から出てきた身重の奧さんと小さい女の子。

「はーい、何ですかー?」

 

ここまでのやり取りは穏やかで順調、

野口は営業スマイルを崩さずにいつもの決まり文句、

お忙しいところすみませんがお時間よろしいですか、を言いかけると

相手の奧さんが野口を見てハッとした表情になります。

 

「あれ・・・もしかして・・・野口さん??」

「えっ?」

そう奧さんに言われてまじまじと顔を見ると、

急に胸の動悸が激しくなるのを覚える野口。

ドクンドクンとどんどん大きくなる胸の音とともに、

記憶の中で奧さんの姿がみるみる若くなっていきます。

 

そして奧さんの姿がピタリと中学生になったときに

野口は顔面蒼白で汗びっしょりになり、

その木田春奈、という名前を思い出しました。

 

ほぼ反射的に失礼しました、の声とともに

驚く奥さんを尻目に玄関から飛びだしていく野口ー・・・。

 

いじめの過去

メンバー集合の近くの公園では主任たちが

飲み物を摂りつつ野口を待っています。

 

「ただいま戻りました・・・」の野口の声で

みんなは思わず悲鳴をあげてしまいます。

まだ契約件数ゼロです、と力なく言う野口の姿が

ほぼ朽ち果てて白骨化した死体のようだったのです。

 

斎藤と中野主任はこの世のものと思えない野口に

慌てて茂みに逃げ込んで抱き合って震えていますが、

藤本主任だけが慣れているので冷静に野口を脇に座らせて

何があったのか野口に聞きました。

 

カラスさえ止まってきた死体アタマのままで

回った家でかつてのいじめ相手に遭遇したことを

野口はぽつりぽつりと語り始めます。

 

忘れもしないエピソードはある日、

ワキガのクラスメイトが絡んだ事件。

 

田村さん、というそのワキガ持ちの子に、

木田春奈はそのことを言ってあげないと

逆に本人に可哀そうだと野口に詭弁を弄したのです

 

もちろん、そんなことはできないと言う野口でしたが、

言えないなんて冷たい人だとなじられ、

意を決して言ったところ当然田村さんは大泣き。

 

そしてあろうこと木田春奈は公然と野口を非難し、

翌日から野口がいじめターゲットになったのです。

 

もともと暗い性格で大人しかった野口、

ますますうつむき加減で嫌な学校生活を送っていると、

追い打ちをかけるように木田春奈が

野口は一生うつむいて暮らしてそう、と一言・・・。

 

時間を動かせ

トラウマを語り終わった野口に、

それでもその家へ出向き直してこい、と言ったのは

そばで聞いていた中野主任でした。

 

過去は過去、間違いなく今こなさねばならない

野口のリストの中に木田春奈がいるのは事実で、

他の客と何ら変わることはないのだ、と言うのです。

 

斎藤が庇いますが知り合いなら獲れる確率も上がるし、と

中野主任はどこ吹く風。

 

「時間が止まってるなら動かしてこい」

 

中野主任のこの一言に背中を押され、

野口は深呼吸して再度木田春奈の家へ。

 

出直した野口は商品説明まで難なく終えて、

意外にあっさりと木田春奈も興味深々の様子です。

「うん、いいよやっても~」

軽く商品購入をOKする木田春奈、

やはり前から興味があったと野口に話します。

 

どうもありがとう、とお礼を言う野口に

これも何かの縁だしね、と屈託のない様子なので

ちょっと拍子抜けしてしまいます。

 

木田春奈が印鑑を取りに奥の部屋へ入った時、

覚えているのは自分だけだと悔しさのあまり

思わず野口は涙してしまいます。

(何が縁だ・・・勝手に人間的に成長してんじゃねーよー!!)

 

このもやもやと怒りは自分だけがこれからも抱くのか、と

野口がやり場のない気持ちを抱えていると、

木田春奈の娘さんが無垢な顔でお腹が痛いのか、と尋ねてきました。

 

その子をじっと見てお母さんは好きか、と聞く野口、

間髪を入れずに、うん、と答える娘さん・・・。

 

また遊びに来てね、とにこやかに木田春奈に送り出され、

野口はグングンと道を歩いていきました。

 

段々胸がそってほとんどのけぞらんばかり、

通行人も軍人がいるわ、と困惑気味ですが

気にせず野口は契約獲得に胸を張って歩いていくのでした。

 

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以上が契れないひと最新話『12話』のネタバレでした!

 

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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契れないひとの最新話『12話』の感想と考察

契れないひとの最新話12話、

同級生の女の巻でした。

 

今回は結構シリアスでずしんとくる、

いじめの過去という社会問題を含んだ内容で

結構考えさせられるストーリーでしたね。

 

野口にそんな過去とトラウマがあったこと、

しかし野口も同級生に再会するまでは忘れていて、

いじめたほうの同級生もいじめの事実を忘れているという

割とよくある残酷な現実・・・。

 

最後、いじめた同級生から仕事をもぎとるという

かっこいい仕返しでキメられた野口

この涙はきっと明日からもっと強い彼女を育ててくれるでしょう。

 

次回も野口がどんなハッスルを見せてくれるか、

心待ちにしていましょう!

 

まとめ

ここまで契れないひとの最新話『12話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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