こちらの記事では(2019年9月2日)に発売された

ぽんこつポン子の最新話『20話』のネタバレや感想、考察

文字だけご紹介しております。

 

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ぽんこつポン子の最新話『20話』のネタバレ

なぜわたしに言うのですか?

台所のゴミ箱をのぞいてため息をつき、

暗い顔をしている吉岡

 

その理由はそこに見えているインスタントラーメンの

食べたあとのゴミ容器にあります。

「わしの料理はあんなに残すってのに・・・」

しゅんとする吉岡。

 

孫のゆうなが吉岡の昔ながらの素朴な和食に

相変わらずあまり手をつけてくれないのです。

 

「こんなジャンクフードばっかり食べて・・・」

そんな吉岡の心を露知らずにゆうなは

座敷で寝っ転がって大爆笑しながら、

のんきに漫画を読んでいます。

 

「まったくけしからん!」

叱りつけたのはゆうなにではなく、ポン子にです。

 

「・・・何でわたしに言うんですか?」

ゆうな様に直接言えばいいのでは、という

至極まっとうなポン子の意見には答えずに、

「畑、行ってくる!」

ムスッとして吉岡は手塩にかけている

我が畑へと出かけていきました。

 

見事にぷっくり育ったトマトを見ながら

ひとりごちる吉岡。

「そうさ、年寄りがとやかく言わんでも、のびのび育つもんさ」

 

トマトとゆうなを恐らく重ね合わせて

自分を慰め励ましているかのようです。

 

ひと仕事終えて腰をのばしたところに、

「あれ、じいじもうおしまい?」

「手伝いに来ました!」

ポン子とゆうなが連れ立ってやってきたのです。

 

「畑仕事ってのは暑くなる前に終わらせるもんだ」

経験をふたりに説いて聞かせる吉岡です。

 

私が食べます!

「ふーん。じゃあ戻ろうか」

 

都会っ子のクールなゆうながそのまま、

吉岡の言葉を受けてポン子を促しますが、

せっかく来たのだから、と止めるポン子。

 

吉岡は見事なトマトを手に取り、

可愛い孫に食べさせようとしました。

 

「そうだ、ゆうな。じいじが育てたトマトだぞ。ひとつ食べてみないか?」

「えー、いらなーい」

即答するゆうなにガクッと吉岡は落ち込みます。

 

そこへ間に割って入ったのがポン子です。

 

シュバッと電光石火の勢いで吉岡の前に躍り出て、

 

「ご主人様!私食べてみたいです!」

「な、何だと!?・・・・」

ポン子の申し出に驚愕する吉岡。

 

トマトに感動する

「しかしポン子、お前は・・・」

嬉しそうにトマトをかかげて日に透かし、

食いつかんばかりにするポン子を制しかける吉岡、

 

もしゃ・・・

 

意に介さずにポン子はトマトにかぶりつきます。

 

「わあ~おいひいでふ♪」

口いっぱいにトマトを頬張って

満面の笑みを浮かべるポン子、

それを木陰からゆうなはみています。

 

(美味しそう・・・)

ごくりとゆうなは唾をのみ込んで

吉岡に早速トマトをねだりました。

 

「じいじ!あたしにもちょうだい!トマト!」

「えっ、そうか?・・・」

その陰でちょっと顔を青ざめさせて

ふるふると震えているポン子には、2人とも気づきません。

 

思うさまにトマトにキュウリを堪能したゆうなも、

さきほどのポン子のような満面の笑みです。

 

なおも震えているポン子にはまだ気づかずに

その髪を結ってやりながら、

「新鮮な野菜って美味しいんだね~!」

吉岡もやっと自分の農作物を口にしてもらって嬉しそうに、

「そりゃそうさ」

ここでゆうながやっとポン子の様子が

おかしいことに気づきました。

 

「ところでポン子、なんで震えてるの?」

ガタガタしながらポン子はそれには答えず、

「し・・・しびれる・・・うまさ・・・、し・・びれ・・・・」

ロボットであるのにものを口にしたことで

異常が生じてしまったのです。

 

「無茶しやがって・・・」

吉岡はそんなポン子を横目に呟いていました。

 

星に願いを

日も高くなったので畑を後にし、

母屋に戻ってゆうなは受験勉強中です。

 

「だあーーー!!」

我慢できずに机にうつぶせになり、

ガラッと気分転換に窓を開け放つゆうな。

 

「風・・・いろんな匂い・・・」

都会っ子のゆうなにもようやく、

自然の恵みが五感に響いてきたのです。

 

(トマト、美味しかったな・・・)

そして驚愕する吉岡、なぜならゆうなが晩御飯に

魚を食べたいと言い出したからです。

 

これは、と喜んで早速寿司屋に電話をしかける吉岡、

それを慌ててゆうなは制します。

 

「お寿司じゃなくって、じいじが焼いた魚を食べたいの」

それなら、といつも通りの夕餉が並び、

うまいかどうかゆうなに尋ねる吉岡。

「うん!」

もぐもぐ食欲旺盛なゆうなに目を細めて

心から嬉しそうな吉岡です。

 

「ポン子は食べないの?」

「ロボットなので食事は必要ありませんから」

さっきトマト食べて・・・、と言いかけるゆうなは

そこで何かに気づいて顔を赤らめます。

 

ポン子の吉岡に対する気遣いに気づいたのです。

 

おいしい、おいしいと照れ隠しに頬張るゆうな、

不覚にも吉岡は涙がこぼれてしまいました。

 

夕飯の後に縁側で3人揃って星空を眺めながら、

夕涼みを楽しむことに。

 

星の光に感動して、今まで見えていなかったことを

ゆうなは残念がります。

 

「星の光って何万年もかけて届くらしいけど、人の一生なんてあっというまだね」

吉岡はゆっくり煙草を消しながらこう言葉を継ぎました。

 

「わしもこの田舎もいつまであるかわからんが・・・」

「少しでもゆうなにとって糧になれば嬉しいよ」

 

そこへ流れ星がきらりと光りました。

「あっ!流れ星!」

(じいじが長生きしますようにー)

吉岡の隣でゆうなは一生懸命、祈るのでした。

 

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以上がぽんこつポン子の最新話『20話』のネタバレでした!

 

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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ぽんこつポン子の最新話『20話』の感想と考察

ぽんこつポン子の最新話20話は、

ほしぞらポン子の巻でした。

生意気いっぱいのゆうなが今回、

とても可愛らしくいじらしく見えましたね!

 

吉岡の手作り料理を味わい、

トマトの素の美味しさにも気づいて

感性がどんどん素直になっているようです。

 

そしてポン子の思いやりにも思わず涙。

 

最初は空気読めないロボット、として

疎ましがられていたポン子ですが、

どんどん吉岡の信頼を勝ち得ていて嬉しい限り。

 

可愛い2人に囲まれた吉岡、

次回はどんな嬉しい出来事が起こるのか

確認せずにはいられませんよね!

 

まとめ

ここまでぽんこつポン子の最新話『20話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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