こちらの記事では(2019年8月29日)に発売された

BEASTARSの最新話『142話』のネタバレや感想、考察

文字だけご紹介しております。

 

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BEASTARSの最新話『142話』のネタバレ

ゴーシャの元にご近所さんが

「ゴーシャさーん! 下の階のトロロですー」

ゴーシャの元にやってきたのは、

鳥のご近所さんであるトロロだ。

 

彼はゴーシャのものであろう洗濯物を手に持ったまま、

ゴーシャの家のインターホンを押していた。

 

「はいお届け! このタオル、お宅のだよね?」

「……トロロさん、目と口を閉じておくれ」

ゴーシャは玄関から出るや否や、

深刻そうな表情でトロロに告げる。

 

トロロが言う通りにすると、

ゴーシャはバケツ一杯の消毒液を彼に頭からかぶせた。

 

「すまんすまんすまん!親切なご近所さんに!」

「君の身の安全が一番だと思ってな!」

気持ちはありがたいが、私のバスタオルなぞ触っちゃいかんよきみ~~!」

 

ゴーシャの気遣いに、トロロは笑う。

「オーバーな!ゴーシャさん、いつも自分の毒気にしすぎだよ~~」

 

ゴーシャはこのように、

幸せで穏やかな余生を送っていた。

 

平日は工事現場で働き、

夜10時にはレゴシのことを想いながら就寝。

 

これが、ゴーシャのライフサイクルだった。

 

(あいつを見ていると若い頃の自分をおもいだす……

この前のレゴシは命こそ助かったが、

あのままでは危なっかしくて見ていられん)

 

(……強い種族こそ穏やかに平和主義に生きるべきだと、あれほど教えてきたのになぁ)

 

ゴーシャは、レゴシの変わりように頭を悩ませていた。

しかし、ゴーシャに何かが出来るわけでもない。

 

今は頭を切り替えて、休日のことを考えるのだった。

 

ゴーシャの土曜日

(土曜日は私にとって特別な休日

 

ゴーシャは、毎週欠かさずにやってくる場所があった。

 

裏市の近く、

人目を忍んで存在する

「その場所」に来ることは、

ゴーシャにとって習慣であり、

平日にはとても楽しみにしていることのひとつである。

 

「みんなー!!いい子にしてたかー?お土産あるぞい」

「あっ、ゴーシャおじさんだ!」

「ゴーシャさん!だっこしてぇ~」

 

ゴーシャがやってきたのは託児所である。

だが、この託児所はただの託児所ではない。

 

混血種の子どものみが集まる

町はずれに存在する、小さな小さな託児所だ。

 

混血の子どもは大きな託児所では断られやすく、

この託児所では、そんな大きな託児所からあぶれた

子どもたちを預かっている。

 

ゴーシャは毎週、ここにやってくるのが楽しみだった。

 

「みんな、ゴーシャさんが絵本読んでくれるわよー!」

 

インパラの先生に呼びかけられ、

絵本を持ったゴーシャの周りに子どもたちが集まる。

 

「今日はお掃除の業者さんも来ているから皆おとなしくね!」

 

ゴーシャの背後には、

大きな蝙蝠がいた。

 

先生が言うには、

彼は天井の埃をとってくれる業者なのだという。

 

「どうもお疲れ様です」

 

ゴーシャが会釈すると、

蝙蝠の方も笑顔で会釈を返す。

 

「……さぁ!今日のお話は梨太郎!」

 

ゴーシャが絵本を読み始める。

だが、子どもの中の1人が、違和感に気が付いた。

 

「ゴーシャさん!絵本逆さだよ」

「ごめんごめん。でもね……

獣社会にはぶら下がって生活して、この状態でも絵本を読める種族がいるんだよ」

 

「――逆にそういう種族がわざわざ首をひねって正常な景色を見ようとしたら」

「それは、動揺している証拠。」

「あの、業者さんみたいにね」

 

ゴーシャの言葉に、

蝙蝠の業者が慌てて振り向く。

 

彼は立ち上がって腕をストレッチすると、

蝙蝠ににらみを利かせながら続けた。

 

「今更、隠すことはない。」

「メスインパラの保育士とか弱い子どもしかいない託児所だと聞いていたのに」

「突然こんな怪物がやってきて驚かれたのでしょう」

 

「――先生、一旦、子どもたちと外へ出てもらえますかな」

 

ゴーシャに促されて、

子どもと保育士は外へ出ていく。

 

「……来る日を間違えたようだ」

蝙蝠が呟く。

ゴーシャは上着を脱ぎながら、

天井を見上げた。

 

「これだけの数がいたのは正直驚きだが…混血種の子どもたちの血液目当ててで超満員かね。」

「子どもを狙う輩は許さん

 

天井の蛍光灯の裏には、

びっしりと蝙蝠が張り付いていた。

 

ゴーシャは毒菅を開き、

彼らを厳しい視線で見据える。

 

一方のレゴシは……

純潔至上主義団体?なんですかそれ?」

 

シシ組との取引に勝ち、

メロンの弱点を教えてもらうことにしたレゴシ。

 

シシ組から出てきた言葉は、レゴシの聞いたことのないものだった。

 

「純潔の獣を正義とし、混血を徹底的に排除しようとする過激な奴らだ」

「それがメロンの弱点っていうんですかー?他獣任せじゃないですか」

「そいつから、ハーフのメロンの弱点を聞き出せるっつー話だよ!」

 

話を聞いていくと、

その団体は多数の蝙蝠を従える

「ジャコウネコ」をトップとして成り立っている組織らしい。

 

組織の名前はジャコウネコから作られるコーヒーから由来して、

「コピ・ルアク」

 

シシ組からでさえ「イカれた組織」と呼ばれる、危険な者たちだ。

 

同時刻。

小さな猫が、

コーヒーをひいていた。

 

愛らしい表情を見せる彼は、

シシ組のいうような悪獣には見えない。

 

だがその独り言は、

間違いなく彼が組織のボスであることを示していた。

 

「コウモリの皆が戻ってくる前に、褒美のコーヒー豆挽いとこ。」

「早く戻ってこないかなー、みんな」

 

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以上がBEASTARSの最新話『142話』のネタバレでした!

 

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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BEASTARSの最新話『142話』の感想と考察

ゴーシャさんかっこいい!!

 

掃除業者(自称)の正体を見破るときの、

目線の鋭さは本当にかっこよくて

痺れてしまいました!

 

さて、メロンを探すレゴシと、

ゴーシャの道が思わぬ形で交わりました。

 

もしかしたら、

コピ・ルアクから情報を抜き出すために、

ゴーシャとレゴシが再度共闘する展開

あるかもしれませんね!

 

ただ、

知っての通りレゴシは混血なので、

コピ・ルアクも敵対組織になりそうです。

 

ボスは可愛い見た目でしたが、

彼がどんな性格なのかも気になりますね!

 

まとめ

ここまでBEASTARSの最新話『142話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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