こちらの記事では2019年08月22日に発売された

SHYの最新話『3話』のネタバレや感想、考察

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SHYの最新話『3話』のネタバレ

小石川惟子の「痛み」

保健室で休んでいた小石川惟子の体は異常に変形していました。

 

右腕は黒く長い爪が伸びだし、

右足は膝下が黒く鎧をかぶったような

そして左目は顔の半分を覆うほど大きくなって血のような涙を流しています。

 

テルが自分に近寄ってきたことはわかっているようですが

自分に何が起こっているのかわからないのでしょう、

混乱している様子です。

 

「もみじ・・・やま・・・さ・・・ん、わ、私・・・どうなって・・・」

何が起こったのか尋ねるテルに、

小石川さんは妙な男の子が現れて自分に何かをしたようだと答えます、

 

彼女は体が痛くなってきたようで、しきりに痛い、痛いと言い出しました.

「痛い、痛い、イタイ、イタイイタイイタイイタイイタイ。」

 

大丈夫と叫んで駆け寄るテル、

その目の前で小石川さんの右肩のあたりから何か黒い結晶のようなもの

破裂するように飛びちって固まりました。

 

実体化した憎しみ

テルの中でエビオが何かを感じとっています。

小石川さんは膝を折ってかがみこみ、痛い、イタイといい続けています。

 

「何なの・・・これ!」

テルのつぶやいた言葉に誰かが応えました

心だよ

「これは彼女の心、怒りとか憎しみとか、そういう気持ち。ねぇ、綺麗でしょ?」

いつの間にかテルの前には一人の男の子が立って

小石川さんの肩のあたりでテルのほうを見ています。

 

彼女の心がきゅうくつで、苦しそうにしてたから心を開いてあげたんだ。

男の子は左手の親指と人差し指で輪を作り、その中からテルを見ています。

 

人間の体なんて心の器には狭すぎる、人間はもっと心を開いて生きなくちゃ」

エビオからのメッセージ、心的エネルギーの漏出が確認されました。

小石川さん心が暴走しかかっています

 

エビオはテルにユニロードから聞いたことを思い出させました。

今、テルの目の前にいるやつこそが人々の心に闇をもたらす者

ヒーロー達の戦うべき相手です。

 

少年はテルにシャイと呼びかけます、

彼は紅葉山テルの正体を知っているのです。

 

テルは少年にその目的を聞きただし、

少年はそれに応えるように彼女の体から突き出した固まりを摑み、砕いてしまいます。

 

心に自由を、小さな檻から外に出してあげるんだ

小石川さんの右腕が粉々に飛び散り、

叫び声を挙げて保健室の床に倒れこむ。

「も・・・紅葉山さん・・・ダメだ・・・近づいちゃ・・・!」

 

砕けたように見えた右腕はいつのまにか再生し、

長く力強くなってテルに襲い掛かかります。

 

頭を抱えて攻撃を防ぐテル、

腕は的を外しベッドのフレームを叩きます。

 

「その結晶は彼女の心が実体を持ったものだ」

「彼女の持つ感情の一部が、何らかのきっかけで物質と化した・・・」

エビオが分析した結果をテルに伝えています。

テルはどうしてこんなことになっているのか、わからないでとまどっています。

 

「今の彼女は表出した感情の抑制がきかない」

「おそらくその感情は、何者かへの憎悪と考える」

 

憎んでいるのは誰

テルは心当たりがあります。

 

それはシャイへの、自分への憎悪だろう。

テルは責任をとろうと彼女に近き

そして小石川さんは泣きながら自分の事を話し始めました。

 

「いつもこうだ・・・私のそばにいる人が・・・苦しい思いをする・・・」

「私の両親も死んだんだ・・・私を助けたせいで」

 

彼女の両親は、家が火事になった時に

自分と弟を先に救助させるために家に残り、

そのまま焼死した自分を助けなければ父も母も死ななかった。

 

自分を助けなければシャイだってあんなにみんなに叩かれることはなかった。

自分が、死ねばよかったのだ

 

駆け寄るテルに小石川さんはくるなと叫ぶ。

もう体の自由が利かない、

このままだと君も他の人たちのように自分のために傷つく。

「君はシャイみたいに・・・私なんかのために傷つかないで・・・」

「ありがとう、私は君が好きなんだ。だから、さよなら

 

何者かへの憎悪、それは彼女自身へのものだったのだ

駆け寄るテル、彼女は叫ぶ、どうして、どうして、どうしてッ!

 

手を伸ばして

結晶化が進む彼女の腕に手をかけたテルはシャイに変身していた

「どうして、どうして「助けて」って言ってくれないの?

 

すべてを自分で抱えて苦しんではいけない。

両親が命を賭けて守ったあなたに、

だれが死ねばいいなんていっていいの

あなたを救えるなら、どんな傷だって痛くないよ・・・

 

小石川さんの体から衝撃が走り、シャイは弾かれました。

 

小石川さんの中で何かが語り続ける。

<ダメだ!また誰かが傷つくぞ、大切な人を失うぞ>

<その言葉は呪いだ、人を殺す呪いだ。言うな・・・言うなよ!言ってはいけない・・・!

 

結晶化する小石川はテルに手を伸ばして叫ぶ

助けて・・・

伸ばした手を受け止めるテル、

「もちろんッ!!!」

 

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以上がSHYの最新話『3話』のネタバレでした!

 

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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SHYの最新話『3 話』の感想と考察

今回の小石川惟子さんを化け物に変えているこの少年の姿をしているのが

ユニロードの言っていた「光を望まないもの」でしょう。

 

どうやら人の心の傷や痛みを広げて

そのエネルギーを実体化させるというのがそのやり方みたいです。

 

今回の事件でテルは小石川さんの前でシャイになってしまっていますから

彼女を助けることが出来たとすれば、

この後も2人は仲の良い関係を続けていくのでしょう。

 

シャイの理解者ということですね。

 

前回までのシャイのヒーローとしての人命救助とは違って

本格的に相手を倒すための戦いはシャイにとっては始めて、

一体何ができるのか、次回のお楽しみです。

 

まとめ

ここまでSHYの最新話『3話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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