こちらの記事では(2019年8月5日)に発売されたアクタージュの最新話76話のネタバレや感想、考察

文字だけご紹介しております。

 

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アクタージュの最新話76話のネタバレ

天使を捨てる

舞台”羅刹女”

夫・牛魔王の浮気、息子・紅孩児の悲報

日々怒りを募らせる天の風の神“羅刹女”

そんなある日天竺へ旅路を歩く孫悟空が現れ、

彼女の持つ芭蕉扇を貸せという。

 

羅刹女は夫と息子への想いをぶつけるかのように孫悟空と

大立ち回りを演じますが、彼女の怒りは牛魔王へと募ってゆく

 

これは羅刹女の嫉妬とも自己嫌悪ともつかない怒りの物語

その物語の稽古が始まっています。

 

「ああ腹が立つ、腹が立つ」

 

「あなたは毎年毎年妾のところへ」

 

天使の面影など捨て去って感情を思いきり剥き出しにして

羅刹女を演じている百城千世子。

 

その姿を目の当たりにした和歌月は、

千世子はやはりすごいと思っていました。

 

黒山はそんな千世子の演技を見て、元々演出家いらず

と言われているほど自分の見せ方を良く知っている。

 

表現力を演劇で通用するところまで調整してきてから

感情的な芝居を覚えている、夜凪よりずいぶん扱いやすい

プロフェッショナルだと考えていました。

 

稽古中なのに、千世子の頭の中に何故か夜凪が現れ、

そのせいで千世子の演技が止まってしまいます。

 

もう一度初めからという千世子の言葉にうなずいたものの、

黒山はただの上手いというだけでは

千世子は、今の夜凪には勝てないと考えていました。

 

千世子

稽古が終わって和歌月と千世子は

おしゃべりしながら廊下を歩いています。

 

和歌月は自分は形から入るんじゃないと怒られどうし

だが、黒山は千世子に何も言わないからすごいと言います。

 

千世子は言わないのではなく、言えないのだと話し、

和歌月に空港の映像を見たかと尋ねました。

 

和歌月は、あんな勝手をしてはダメですよ、

めっちゃ炎上してるじゃないですか!と注意します。

 

帰ろうとドアを開けると出待ちのファンがたくさんいますが、

千世子は「私の芝居と夜凪の芝居どっちに魅入った」と尋ね、

ファンの方には目もくれず車に乗り込んでしまいました。

 

ファンはいつもと違う千世子の態度に戸惑っています。

いつもなら手振ってくれるのに・・・。

 

和歌月もいつもとの態度の違いにどうしてしまったのか

考え、ファンにも千世子は体調が悪くてと謝ります。

 

そして最後に話した千世子の言葉を思い出して

和歌月は考えます。

 

確かに夜凪の芝居はすごかったけれど、

千世子も負けていないと和歌月は感じていました。

 

その様子を黒山も上の階から見ていて

百城の芝居は確かに化けたけれど、

あの芝居を選ぶという事は

今まで培ったものを捨てるという事…天使であることで

得た地位や人気をすべて捨ててしまうこと・・・。

 

夜凪の方には王賀美もいることから、

今までの千世子の芝居では

勝ち目はないと判断した千世子の選択は

正しいと黒山は考えます。

 

だが、だとしても…と黒山が続けて考えていた時、

千世子からLINEが届きます。

 

黒山は千世子の自宅を訪問し、本来なら自分から

声をかけるべきだったと謝ります。

 

すると千世子は黒山に何も悪い事なんてないと伝えます。

 

千世子が今やっていることは正に背水の陣で、

負けても勝っても今の立場は失うし、

ここまでしても勝てる保証はありません。

 

でも黒山も悩んでくれていることも理解しているのです。

 

そんな千世子を見て黒山は、全部わかった上で

それでもここにいて、すべてを捨てて戦う気でいる…

そんな千世子を勝たせてやりたいと思いました。

 

突然千世子はテレビの電源を入れます。

するとと画面は夜凪でいっぱい…

千世子は夜凪のことをずっと見てきたのだと言いました。

 

そして今、10年かかって千世子が築いてきたものを夜凪は

たった半年で追い抜こうとしていると千世子は言います。

 

そして最初の出会いはモニター越しで…と、

これまでの夜凪についての感想を話し始めました。

 

そして夜凪を成長させたのが自分という事もわかっているのです。

 

夜凪は天才だけれど自分はそうではなく、

ただ人より少し器用なだけの普通の女の子なのです。

 

女優になったのも憧れていた人におだてられて始めた

だけで、この世界に選ばれた主人公ではないのも知っています。

 

でもやっぱり負けるのは悔しいと言った千世子の顔は、

天使なんかじゃなくて感情むき出しの羅刹女のようでした。

 

黒山はその顔を見て、山野上の描いた羅刹女は

怒りの物語だと思いつきました。

 

炎のように自分の内側を燃やす、嫉妬とも

自己嫌悪ともつかない怒りの物語です。

 

だから自分の内側と向き合ってきた夜凪に有利で、

その逆である千世子には不利な舞台だと思ってきました。

 

「だが、確信した。お前のその感情だけは誰にも負けない

 

そして黒山は天使を捨てる覚悟はいいなと千世子に念を押します。

 

そしてもっと夜凪を妬んで、愛して、憎んで内側の炎で身を焦がせ。

 

俺が夜凪を倒させてやると宣言しました。

 

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以上がアクタージュのネタバレでした!

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アクタージュの最新話76話の感想と考察

ダブルキャストの羅刹女は、あらすじを読むと

天使のままでは演じることは無理そうですね。

 

今までの芝居で勝てる見込みがないから、

天使の千世子ではなくなるというよりも、

10年かかって築いてきたものを

たった半年で夜凪に追い抜かれそうになってしまっているから

 

自分は天才ではないのはわかっているけれど…この世界の

主人公ではないけれど負けるのはくやしいからなのです。

 

まさに羅刹女の嫉妬とも自己嫌悪ともいえる炎そのものでした。

 

天才肌の夜凪に勝てる唯一の感情でもあります。

 

とてもハイレベルな戦いになりそうですね。

 

まとめ

ここまでアクタージュの最新話76話のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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