こちらの記事では2019年7月22日に発売された火ノ丸相撲の最新話250話(最終話)のネタバレや感想、考察

文字だけご紹介しております。

 

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火ノ丸相撲の最新話250話(最終話)のネタバレ

火ノ丸がたどり着いた境地

(今のワシを作った全てに)

(ありがとう!!)

小さな身体に生まれたことを始め、

これまで様々な試練、怪我の中、時に葛藤し、

時に絶望してきた火ノ丸がたどり着いた境地はそれでした。

 

そして礼奈の声援を受けながらあの必殺技を繰り出したのでした。

『百千夜叉堕』

かつて三日月宗近・沙田を倒し駿海と磨いたたその技で刃皇に勝負を仕掛けます!

 

優勝決定戦遂に決着!勝敗の行方は!?

百千夜叉堕に対し、鬼の様な表情で耐えようとする刃皇。

(刃皇よその技は――)

(三太刀同時だぜ)

駿海は耐える刃皇に対してそう心で呟くのでした。

(どうじゃ…これがワシの…)

(小せぇワシだからこそ辿りついた――)

(鬼丸相撲じゃ!!)

 

「大きく」「重く」が絶対優位の「相撲」という無差別級格闘技の中で、

小さいことで苦労をしてきた火ノ丸。

ですが、その苦労も既に愛おしく思える程に成長した鬼丸は…。

(かーちゃん…)

(小さく生んでくれてありがとう…)

そう自分の姿を一番見せたかった亡き母に感謝を思いながら、

刃皇を土俵に叩きつけたのでした。

 

「勝負あり!!」

「鬼丸の勝ち!!九月場所幕内最高優勝は…平幕の鬼丸―――!!」

 

決着、それぞれの思い

大金星に座布団の舞う土俵の中、

念願の優勝を手にした鬼丸は、

笑うでもなく泣くでもなく、

粛々と行う所作は相手への経緯に溢れています。

 

それを見ながら涙を浮かべる礼奈。

 

そして駿海は礼奈との結婚に反対していた兄・博次にこう告げます。

「これが相撲…これが力士…これが鬼丸」

「潮 火ノ丸だ」

一方敗北し土俵から引き上げる刃皇。

 

マスコミが刃皇を取り囲み、去就について問いただします。

彼は鬼丸の様な力士がいるなら自分の役目が終わったのかもしれないと答え始めますが…。

 

「――なんて言うとでも思ったか!?やめねぇよバーカ!!」

様々な力士が刃皇を倒そうと熱い取り組みを繰り広げてきた今場所。

 

さらに鬼丸に負けたことで刃皇も熱く燃えていたのでした。

 

大団円!火ノ丸相撲完結!

「おめでとう!!」

「火ノ丸!!」

時を同じくして、同様に引き上げる鬼丸に礼奈が泣きながら抱き付いてきます。

 

「うへへ…何泣いとんじゃ」

「お前の笑顔が見たくて頑張ったのによ…」

そんな礼奈を受け止めながら鬼丸はそう言うのでした。

 

「初優勝先越されてもうたな」

「託したとは言え死ぬ程悔しいわ!次は負けへんで!」

さらにそこに童子切 安綱こと

天王寺を始めとした今場所死闘を繰り広げたライバル達も祝福に訪れます。

 

「潮!」

勿論潮にとってかけがえのない仲間である元ダチ高相撲部の面々も祝福に訪れます

 

その中で、太郎太刀 信也こと元部長・小関はスッと上を指さすのでした。

それはかつて火ノ丸が

「雲の上にまでその名を轟かす大横綱になる男じゃ―――」

と宣言したことを意味し…。

 

(聞こえるかかーちゃん?この歓声)

その雲の上とは亡き母のこと。

そして火ノ丸は思うのでした。

(この先どうなるかはわからねぇ…)

(少なくてもワシは今)

(最高に)

(幸せじゃ…!!)

『火ノ丸相撲 完』

 

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以上がのネタバレでした!

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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火ノ丸相撲の最新話250話(最終話)の感想と考察

遂に…遂に終わってしまいましたね…!

 

作中最強を誇りながらも刃皇は2回敗北をしていますが、

その2回は心の不安定さと、物言いがついた勝利。

 

火ノ丸の勝利は作中初めて刃皇が綺麗に敗北した瞬間でもありました。

 

傍若無人に振る舞いながらも、

実は懐も深く実力も大相撲史上最強クラスとして描かれた大横綱である刃皇の完全敗北。

 

苦悩し、それを乗り越えてそんな大横綱を超えた火ノ丸。

 

大相撲編は高校相撲編に比べて火ノ丸が苦悩するシーンが多かったですが、

この最終話で全てがカタルシスになった印象です。

 

ラストシーンの背景で描かれているその後の各場面の写真では、

相撲に好意的な印象を持っていなかった大統領も、

笑みを浮かべトロフィーを渡していることからも、

火ノ丸の相撲に心を動かされたのでしょう。

 

作品として「相撲」というこれまで少年漫画では

あまり描かれてこなかった題材であった火ノ丸相撲。

 

仲間と出会い、ライバルと出会い、戦い、勝利し、友情を育み、試練にぶつかり、努力する。

 

その火ノ丸の姿はまさにジャンプの精神を体現したものであり、

まさに王道の少年漫画でした。

 

約5年という連載期間も丁度よく、

そこも含めて近年稀に見る程素晴らしい少年漫画だったと思います。

 

慣用句的ではありますが、本当に川田先生の次回作が楽しみですね!

川田先生、5年間の連載お疲れ様でした!

 

まとめ

ここまで火ノ丸相撲の最新話250話(最終話)のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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