こちらの記事では(2019年9月12日)に発売された

MoMo-the blood taker-の最新話『26話』のネタバレや感想、考察

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MoMo-the blood taker-の最新話『26話』のネタバレ

襲撃された国家公安委員

首都高を走る高級車の中で、

その男は新設した部隊の動きについて電話でやりとりしていました。

 

彼は、国家公安委員会の一人であり、

外務省官房長官の小山内

 

公安委員会は警察庁の中立的運営を保つための、いわば目付け役です。

 

運転は専門の者に任せて彼は、

先の戦闘で組織が効果的に動き出したことを評価しながらも、

御子神京吾(みこがみけいご)を取り逃がしたことは

遺憾な様子です。

 

電話の相手は、

御子神が警察官時代から抜け目のない男だったことを知っており、

御子神自身が姿を現さない限りは発見できないだろうと言いかけました。

 

そんな時、運転手が、高速で走る車だけの道の上に、

いるはずのない人間が一人立っているのを目にしました。

 

スーツにコートを着た男……

 

男は、車の全部に足をかけてテコの原理で、

車体を斜めに持ち上げます。

 

車内では、

運転手がエアバックに押さえつけられているのが見えました。

 

そんな異常な状況の中でも、

小山内は自身を危険にさらそうとしている相手が誰かを判別します。

 

「申し訳ありませんが、もうしばらく怖い思いをしていただきます。」

…街灯に照らされた襲撃者の顔は、

件の男、御子神京吾本人だったのです。

 

御子神のプロフィール

数時間前。

大来たち対策チームは、御子神のプロフィールをおさらいしていました。

 

”御子神京吾、38歳、警部補。

 

大学卒、警察学校主席卒業で、配属先は警視庁捜査一課3係。

 

10年前に婚約者である藍川陽子を殺されて、

自身も全治一か月の怪我で休職。

 

その後、

問題行動を繰り返し、武蔵野署では昼行燈を決め込んでいた男。”

 

武蔵野署では、彼が捜一の生え抜きだなどと信じる者も少なかったのです。

 

そして、冬樹秀仁による連続殺人事件の捜査中に

行方不明になった御子神が、

いつ吸血鬼になったのか知る者は誰もいません。

 

彼を変えてしまったのは、

婚約者を吸血鬼に殺されたことだろうと誰もが予想します。

 

それならば、と中宮は詰め寄りました。

 

このチームと組んで、

彼の復讐を遂げさせることも出来たのではないかと。

 

しかし、組織が個人の復讐に手を貸すわけにはいかないのです。

 

「我々の任務は、吸血鬼から市民を守ること。」

それでも、御子神にコンタクトはとっていたが、

取り込むことはできなかったのだ、と上司は言います。

 

御子神の復讐心、激情は組織を脅かすほどの強い物だったのだと…。

 

『しかしもし仮に…その激情を上手く導いてやれる者がいたとしたら…』

 

中宮は、そんなやりとりを思い出していました……。

 

襲撃の目的

コーヒーショップの紙袋を片手に、

東雲と葛西が中宮を休憩に誘ってくれました。

 

中宮の怪我を東雲は気にかけてくれます。

 

「御子神京吾はあなたの上司だったって聞いたけど、あなた本当に…」

と葛西が言いかけた時、

緊急招集のブザーが鳴り響き、彼らは急ぎ行動に移ります!

 

移動するワゴン車の中で、事件の概要が伝えられました。

「襲ったのは御子神京吾だ。」

被害者の小山内は、幸い軽症で吸血鬼事件も表ざたにはなっていません。

 

が、関係各所に国家公安委員の一人が襲われたことは、

すでに伝わっているはず……。

 

「おそらくこの行動の目的の一つは要人の恐怖感を煽ることです。」

まずいですね、と島本が言いました。

 

そこから予想されるのは、

要人たちが自身の身を守るために、警備の手を厚くすること。

 

そうすると、ただでも手数の少ない吸血鬼対策班は、手薄になってしまいます

「我々の動きそのものも後手に回らざるを得なくなる」

と心配する島本。

 

めんどくせぇなと毒づいたのは大来でした。

 

いっそ要人はまとめて監禁したらどうかとまで言い出します。

 

難しい状況になろうとしている中、

対策班がするべきは、

己の職務を全うすることだけなのです……。

 

白縫の思惑

…現場からは、応援を要請する通信が流れてきます。

『対象Mは新宿方面に向けて逃走し……』

無線を聞きながら、

御子神の動きを眼前で眺めてでもいるかのように白縫が満足げに

「色々と準備したかいがあった!」

と嬉しそうにしています。

 

祝杯の準備でもするかのように、

酒をついだグラスがテーブルに二つ置かれていました。

 

窓辺には、外を眺めているが無言で立っています…。

 

「これからだよ。」

と言いながら、白縫は橘の背後から抱きすくめて、

右手を彼女のあごに置いてきます。

 

「これから京吾くんはもっと…もっと、

あの時よりもさらに…」

美味しくなる。

 

そう言って、牙の目立つ口を開けて、

彼女の首筋に舌を這わせてきました。

 

「いい加減にしろ…私はもう…」

 

そう言葉で拒否する橘の首筋に、白縫はガブッと噛みついてきます。

 

血を吸われて、気を失う橘に白縫は

「駄目だよ。君にはここにいてもらわなくちゃいけない…。」

ぺろりと口の周りに付いた彼女の血を舐めながら、

「そういう約束だろ?」

と言います。

 

…その血に用があるのだから、と……。

 

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以上がMoMo-the blood taker-の最新話『26話』のネタバレでした!

 

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MoMo-the blood taker-の最新話『26話』の感想と考察

御子神の激情を上手く導いてやれる者。

 

…それは今となってはモモだけなのでしょう。

 

今回の御子神の行動は、

果たして彼単体の考えなのか、モモの考えなのか…。

 

その辺は分かりませんが、彼の行動は、かなり効果的です。

 

国家公安委員を襲うことで、

他の要人も警備を手厚くすることは容易に想像できます。

 

普通の警備では間に合わない吸血鬼の襲撃に、

対策班が使われてしまう事でしょう。

 

一見暴論のような、大来の『まとめて監禁』論も、

吸血鬼退治の観点からすれば的を射ているとも言えます。

 

そして、中宮が危惧している通り、

白縫は決して信頼できる人間ではないのです。

 

一応なんとかなるだろうと思いつつも、

対策班もうまく機能できるのか心配になってきます。

さて、前回までの戦いのせいで、

モモは残念ながら出番は一コマでしたが、次回は起き上がってくるでしょうか。

 

是非、モモファンを喜ばせて欲しいものです♪

 

まとめ

ここまでMoMo-the blood taker-の最新話『26話』のネタバレや

感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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