こちらの記事では(2019年9月14日)に発売された

サタノファニの最新話『106話』のネタバレや感想、考察

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サタノファニの最新話『106話』のネタバレ

真聖教団本拠地・広州九龍城

その建物“群”は、

強大な要塞のような風貌で、そびえたっていました。

 

まるでパリのアパルトマンの作りのように、

通りに面した側は全て建物で覆われ、

本来なら中庭だったのかもしれない空間は、

今や建物で埋まっています。

 

真聖教団本拠地・通称“広州九龍城(こうしゅうクーロンじょう)“。

 

過疎化が進んだ団地を買い上げて、

非合法に建て増しを繰り返して、ここまで『成長』したのです。

 

その建物の中、アーケードのような一角を歩く屈強の男たちがいました。

 

その中でもひときわ落ち着きを見せた、  

右目がつぶれた男が訳知り顔で、

他の者にこの『村』について語ります。

 

「この村は経済的に教団に依存している。」

つまりは、この神無村丸ごとが、彼らの敵と言えるのです。

 

隊長と呼ばれた片目の男が、部下である木場に言います。

「我々の目的、忘れるな。」

 

堂島真希がここで目撃された情報が入ったのが二か月前。

 

村の学校に通っているのも確認されたものの、

接触できずに今日にいたるのです。

 

彼らが果実店まで来ると、

にこやかに若い女性が梨を勧めてきました。

 

「頼んでた商品は入ったかね」

隊長が声をかけると、

彼女は酷薄そうな微笑みで、中へ促しました…。

 

彼らが案内されたのは、

建物と建物が複雑に絡み合ったまるで迷路のような空間でした。

 

「友坂さん。堂島真希を確保した後の脱出ルートはどうなっていますか?」

そう尋ねた木場に、友坂と呼ばれた女が答えます。

 

彼女の計画では、この建物と建物の隙間こそが逃走ルート。

 

そして外に出てしまえば田舎の夜は暗く、

見つかることはないと踏んでいます。

 

隊長は、

たった二か月でそこまでの計画を実行前段階まで持ってきた

彼女の手腕を褒めます。

 

金は使ったが、おかげで教祖にも気に入られたと友坂は返します。

 

その友坂が、彼らの行く手から、足跡が近づくのを感じました。

 

この時間に村人はいないはず。

 

居るとすれば、それは、『メデューサ』!!

 

見付かないようにと注意する彼女に、

男たちが薄ら笑いを浮かべました。

 

彼らは彼らは羽黒警備隊

 

対メデゥーサのために編成されたチーム。

「出てきたら音もなく捕えて見せますよ。安心なさい。」

と余裕の表情です。

 

しかし、言った傍から異変が起きました!

 

新たなるメデューサ

足もとの“くくり罠”にも気が付かず、

まず一人が天井に吊り下げられる形で悲鳴をあげます。

 

仲間が、下してやると彼にしがみついていると、

背後に強大な少女が現れました。

 

無言かつ無表情の少女が手にするのは、

優に1メートルはある柄を持つ大きな槌。

 

友坂が気づいて叫びます。

「め…メデューサです!!」

 

少女が振り回した槌が壁にぶつかります。

 

狭い空間で長物を振り回すのは、戦闘ではご法度。

 

空間に得物がぶつかり、身動きが取れなくなってしまうためです。

 

それを男の一人が嘲笑い、ナイフを構えて間合いを取ろうとしました。

 

が、本来は邪魔になるはずの長物は壁を壊しながら襲い掛かり、

男の頭部を粉々に砕きます…。

 

少女の名は桜川円(さくらがわまどか)

 

“マーダーモデル:エドワード・ケンバー”。

 

2人が殺され、友坂にひとまずこの部屋にと案内された先には、

人間の白い骨が並んでいました。

 

たじろぐ男たちを、ガスが襲います。

 

「まいったな。今、冷蔵庫はいっぱいなのに。」

そう言いながら現れた下着姿の少女は、

ガスマスクを外しながら、

冷蔵庫に入れる代わりに角煮にしようと嬉しそうに言います。

 

癖毛に短髪の彼女は、根津遊理(ねづゆうり)

 

マーダーモデルは“ミルウォーキーの殺人鬼”、ジェフリー・ダーマ―。

 

隊長は、その部屋から脱出し、

報告のために戻ろうと部下たちに声をかけますが、

振り向くと誰一人ついてくるものはいません

 

「木場?!友坂くん?!どこだ…」

仲間を心配する声がむなしく響きます…。

 

彼とはぐれた木場はとある部屋の中で、

友坂によってあてられたスタンガンのせいで

うずくまり苦しんでいる最中です。

 

「あなた木場さんっておっしゃるのね」

ほくそ笑んで木場を見つめる友坂。

 

「女優ものだったでしょう?私の演技」

彼女は教祖につかまり、メデューサの一人になっていたのでした。

 

彼女のマーダーモデルは“シリアルキラー”テッド・バンディ。

 

自分の好みの男である木場を犯し、

快楽をむさぼろうと手ぐすねを引いていたのです。

 

一方、出口を探して彷徨い続ける隊長。

 

そんな彼の目に、探し求めた少女、堂島真希が飛び込んできました。

 

ただ、薄闇の中、セーラー服姿の彼女はライフルを手に持ち、

明らかに銃口を隊長に向けています…

 

……ターン…と広州九龍城のどこかで無機質な音が響きました……。

 

千歌の潜入捜査開始

一か月後。

 

山に囲まれた高校の教室で、教師が転校生を紹介します。

 

空木ちかです。よろしくおねがいします。」

 

羽黒警備隊を秒で壊滅させた新たなメデューサたちの本拠地で、

千歌の潜入捜査が開始されました!!

 

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以上がサタノファニの最新話『106話』のネタバレでした!

 

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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サタノファニの最新話『106話』の感想と考察

ここにきて、あらたなメデューサが登場します!

 

相変わらずとも言えますが、

アメリカ犯罪史上でもトップクラスのマーダーモデルを使っています。

 

“マーダーモデル:エドワード・ケンバー”は、

身長は2メートルを超える長身と高い知能指数が特徴です。

 

ハンマーや頭部への異常な執着が円にも反映されています。

 

マーダーモデル:“ミルウォーキーの殺人鬼”、

ジェフリー・ダーマ―の遊理はその通り名の通り、

人間を角煮にしようとしています…。

 

友坂のマーダーモデルは、

自身の弁護士の一人に

「残酷な悪魔がいるとすれば、その定義どおりの男」

とまで言わしめた、テッド・バンディ。

 

揃いも揃って、

それぞれの特徴を受け継いだ形の彼女たちは、

羽黒警備隊を死に追いやりました。

 

そして、その中に、真希が加わっていたという事は、

仲間から離れ、姉の死後、

彼女が頼った先が、真聖教団だったという事で…。

 

…またややこしくなってきました。

 

潜入捜査に転向して来た千歌ですが、

他のメンバーも恐らく何らかの形で近くにいるはず…。

 

それぞれがどこに居るのか?

 

次回は明かされるのか?!期待しています!

 

まとめ

ここまでサタノファニの最新話『106話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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