こちらの記事では(2019年8月19日)に発売された

トクサツガガガの最新話『177話』のネタバレや感想、考察

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トクサツガガガの最新話『177話』のネタバレ

懐古怪人おじさん、再び

仲村が帰路につく途中。

バッタリ逢ってしまったのはいつぞやの「懐古怪人おじさん」!

 

「懐古怪人」とは、古き良きモノ・時代を懐かしむあまりに、

新しい物事を全く受け入れない、批判精神200%の人達のこと。

特撮に限らず、長く続くジャンルならばどんなものにでも一定数いるという人達…。

 

とくにこのおじさんは、

「怪人」呼ばわりされる程、声高に特撮の新作を嫌い、

旧シリーズのおもちゃを出せ出せとクレームを入れるようなはた迷惑なお人。

 

話しかけてきたおじさんですが、

当然彼女の笑顔もひきつりがちに。

 

しかしおじさんの「確か君…ダゴンを観ていたよな…」という

言葉に、何を言わんとするか瞬時に察してしまいます。

 

おじさんが言いたいこと。それは…。

「ダゴン」という怪獣映画の新作についてでした。

 

懐古主義のおじさんが好む「古い作品」の「新作」!

場が荒れないわけがなく…仲村に緊張がみなぎります。

 

そもそも仲村もダゴンの新作については意識していたのです。

 

特撮友達・吉田は、ダゴンの映画の告知を教えてくれました。

 

最も映画のタイトルロゴだけの宣伝ページ。

途中で中止になったりと、暗雲が立ち込めるのでは?

と不安を抱える2人でしたが、ウキウキするのは止められません。

 

しかしこの2人は特別に心が広い特撮オタク。

懸念は別のところにありました。

 

それが「リメイクによる劣化」です!

ダゴン海外製作映画はひどく不評な作品でした。

 

怪獣よりもイグアナに似て、

ただ不気味な巨大生物が這いまわるだけの映画

怪獣が大暴れするカタルシスなど死んだ映画だったのです。

(某怪獣王ハリウッド版ですね)

 

そんなダゴンについたあだ名は「ダメゴン」。

不名誉なあだ名を戴いたまま、新作なくして10年きていたのです。

 

よりによって「前科」があるアメリカに任せるのか!?

「ダゴン」を愛している人は受け入れがたいことでしょう。

 

今その予想は当たってしまいました。

駅のホームにも関わらず、おじさんは不満を大絶叫!

「外来種風情が!」と仲村のフォローも聞き入れません。

 

最早「アルティメットカイコシソー怪人」なるものに

進化してしまったおじさんから、速やかに逃げる仲村。

 

電車に乗り、ああはなりたくない…と思いながらも、

同時に特撮オタクとして、

気持ちが痛いほどわかってしまうのでした。

 

不安なリメイク

彼女が不安なのは、「惑星O」という映画のリメイク。

 

現実でもそうですが、映画という巨額の金が動くものは

とにかくファンの願う通りには作られないものです。

 

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とにかく幅広い客層に手軽に受けて、

とにかく動員数を増やさなければいけない。

 

その前提から「予算不足による演出・シーンカット」

「R指定を避けて子供向け・マイルドにする」

「そのジャンルにあってもいない有名俳優をごり押し」など…。

 

どこかで聞いた話ばかりですね…。

 

もちろん古くからのファンの数にだけ受けるものだけ

作るのは不可能ですが、

とにかく極端なのが「懐古怪人」の心を傷つけるのでしょう。

 

ただ成功例もあります。「絡繰忍者 雷伝」という作品です。

 

従来のファンからは不評の声が多かったのですが、

仲村は実に40年物ぶりの新作リメイクのこれを見て、

痛く感動したのです。

 

雷伝はかなり設定に変更があった作品です。

生身の人間のからくり使い忍者が、本物のからくり忍者に。

お転婆妹分忍者は、守るべきお姫様に。

 

大胆な設定変更でも、

特撮に目が肥えた仲村を満足させたのです。

 

だから大丈夫…と思いたくても。

やはり原点通りにやっても面白かったよな?と考え堂々巡り。

 

なぜ「ダメゴン」を繰り返すのか!?

何故危険なアレンジをしてしまうのか!?

 

おいしいからといってラーメンの中にアイスクリームも

なんでもかんでもいれるような蛮勇・ジャンルの無駄遣いに、

ほとほと頭を悩ます仲村でした。

 

思い悩む仲村は、

同僚たちと来たランチの場で流れる歌の歌詞に思わず頷きます。

 

「ねえ、どうしてあなたあのころのあなたでいられなかったの」

悲し気に「わかる…」とつぶやく仲村を見て、

同僚白石と藤井は恋バナかと嬉し気です。

 

…まったくの勘違いのわけですが。

いつの歌だったか思い出すのに、

藤井は「元彼と付き合っていた時期」を単位にしますが、

仲村は「このヒーローがTVでやってた年」の始末。

 

特撮ソングでもないのにわかりはしない…。

 

一歩を踏み出す勇気

してもいない恋バナを期待されてもなので、

藤井に丸投げした仲村。

 

案の定藤井は語りたいらしく、

「この曲メチャ好きでね~」と軽く口ずさみます。

 

素人にしてはかなりの上手さに、驚く仲村と白石。

 

ニコニコ笑って賛辞を受ける藤井は、

ここまで歌が上達した理由を教えてくれました。

 

それは昔付き合っていた彼氏に褒めてもらいたかったから。

なんとも乙女な理由ですが、

努力あって大変驚かれたとか。

 

ですが「シロ―トと本人なら、本人のほうがいい」

という努力を鼻で笑う無神経なセリフに、

藤井は大激怒。

その場で殴って別れたという武勇伝?に青ざめる2人でした。

 

一応藤井も、彼好みのおしとやかな女の子を装ったら反動でダメになってしまった。

と自己分析ができているようです。

 

そのままで行こう!フォローする白石(結婚決定)に縋る

藤井を見て、ふと、得心がいく仲村です。

 

「なぜ素材のままで出せないのか!?」

旧作のリメイク・新作に関する仲村や懐古怪人おじさんの心の叫びを反映して、

原点に忠実に作られた作品は既にあります。

 

それが「新章 ダゴン」!

低年齢層向けになってしまったシリーズを原点に

立ち返らそうとした意欲作でした。

 

しかし興行成績は奮わず…。

それもそのはず、作品が冒険をしなさすぎて、

ただの原点の焼き直しに過ぎなかったからです。

 

「ねぇあなたどうして あのころのままでいられなかったの?」

この疑問に対するアンサーは、これに尽きました。

 

仲村の脳裏に、(妄想)ダゴン新作の映像が流れます。

水爆実験の影響で、旧リメイクの爬虫類体形から、原点の体形に

進化していく姿を見せるダゴン。

(某怪獣王の日本の新作ですね)

 

それをアメリカンらしい、娘を守るシングルファザーが

迎えうち…見事生還を果たして、ハッピーエンド。

 

いつの間にかTVの歌は2番に差し掛かり

「変わっていくからあなた愛しい」と仲村の心の内を

代弁するかのように、女性が歌っています。

 

昔の足跡をどれだけなぞっても重ならないように。

足跡のその先へ歩いていかなくてはならない。

 

おだやかになる仲村の心…

「監督の尖った個性」(キャラを悪意的に解釈するなど)

「オリジナルヒロイン」(事務所のごり押し)

「舞台を現代に」(雰囲気ぶち壊し)

だけはやめてほしいと祈るのもやめられないのですが。

 

そしてその晩再び「懐古怪人おじさん」と遭遇する仲村。

開口一番この間の非礼の詫びと、

「進化を止めてはいけない」

「私は上陸したら観に行く」

と宣言します。

 

そしておじさんを迎えうつ準備万端になったのですが…

「いや…私も観るつもりだが?」

の言葉に呆然…。

 

なんでも子どもの頃の習慣で、

今更変えたくないから行くのだとか。

 

惰性ではなく、批判するつもりで行くらしい彼は

とうとう「怪人シーラカンシー」

懐古を超える「生きた化石」になってしまいました。

 

恐れおののく仲村の前で、

「怪人シーラカンシーおじさん」は

悠々と歩み去っていく…。

 

トクサツガガガの最新話『177話』や最新刊を無料で読む方法って?

以上がトクサツガガガの最新話『177話』のネタバレでした!

 

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トクサツガガガの最新話『177話』の感想と考察

なんにでもうるさ方というか、クレーマーというか

「俺の認める〇〇でないとだめだ」と声の大きい人がいます。

 

このおじさんもおもちゃ屋の店長にからむようなダメな大人ですが

「温故知新」の意味を一度辞書で引くべきですね。

 

とはいえ好きなものが金や利権がらみで貶められたら嫌なのは

人間だれしもそうでしょう。

 

仲村の建前と本音がいったりきたりする感情の揺れ動きは

まさにこの「迷惑なオタクになってはいけない」

という葛藤からのものでしょうが、

それを捨て去るとブレーキが利かなくなるというのが

よくわかってしまいます。

 

なるべく寛容に、ポジティブに生きたいものですね。

特に同好の士を増やしたいのならば、特に。

 

まとめ

ここまでトクサツガガガの最新話『177話』のネタバレや感想、考察を

ご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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