こちらの記事では(2019年8月19日)に発売されたあさひなぐの最新話『355話』のネタバレや感想、考察

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あさひなぐの最新話『355話』のネタバレ

かっけー将子から旭へ

インターハイ団体ベスト4

審判「面あり!赤。」

 

土壇場から副将・将子が猛追し、最後に面を決め勝利した。

 

一気に勝ち数も本数も相手高校と並んだ二ツ坂高校。

 

客席で応援している後輩も涙を流しながら、

自分はもうダメなのかと思っていたけれど、

こんなことってあるんですねと感動しています。

 

旭も(すごい…!すごいよ将子ちゃん)とほおを紅潮させています。

 

礼をして、大将戦に臨む旭に、将子はすれ違いざまに、

かっけーだろと声を掛けます。

 

頷きハイタッチをして、将子と入れ替わりにコートに入る旭。

 

この道は、どこまで続くんだろう。

 

この脚が前へ、進み続ける限りー。

 

大将戦

対戦相手は沖縄光明高校、二年の我那覇 茗です。

 

審判「始め。」

 

大将戦が開始され、旭の脚がすっと上がります。

 

旭が小手を狙っていきますが、我那覇は防ぎます。

 

旭のことを技の起こりが読み辛い、

慎重にいかないとと考えています。

 

我那覇はついさっきまで、

ウチが大幅にリードしてたはずなのに…と少し焦っているよう。

 

その後、メン、コテ、など狙ったり、狙われたり両者ともに

譲らず一進一退の攻防戦が続きます。

 

観客も大盛り上がりです。

 

夏之の解説と見解

将子が取り返してくれたからよかったけれど、

旭はなかなか責任重大だという拓馬に、

夏之はそれは違うと否定し、説明し始めます。

 

団体戦は、先鋒から大将まで楽をできるポジションが一つもない。

 

その時その試合でコートに入るのは、他の誰でもない自分です。

 

そしてどんな相手だとしても必ずひとりで闘わなければいけない。

 

全員相手が違うから比較のしようもない。

 

だから変な話、たとえ負けて帰ったとしても、

試合に貢献してないということにはならないと夏之は力説します。

 

へえと聞いていた拓馬は、

さすがになるだろと言いますが、夏之はならないよと答えます。

 

代わりのいない闘いに、精一杯の力を尽くす。

 

それを一つずつつないでいって、一つの大きな流れを作るのです。

 

だから勝ちにも負けにも、本当は同じだけ価値があるのです。

 

よくわからないという拓馬に夏之は照れ笑いをして、

もういいから試合をみろと言います。

 

唯はそんな夏之を見て、あとでナギさんに教えてあげようと思うのでした。

 

拓馬が今度は、しかし大変そうだなぁ…と言います。

 

こんなにたくさん学校があっても、負けない学校は一校しかない

…いわば負けに来たようなものだ。

 

賞金が出る訳でもないのに、ワザワザ苦しい思いをして

背負わなくてもいいような重圧を背負って負けて泣いたりしている。

 

自分だったらもっと楽な道を選んでしまうというのです。

 

郁林の言葉

するとそれはどうでしょうか、

人は負けたことで不幸になるわけではないんですよ。

不幸は事実ではなく、心がもたらすもの。

 

不確実なものを愛し、追うことが出来る彼女たちは、

きっと幸福だと思います。

 

郁林は、笑顔になり、

愛されるために生きるよりずっと…と説きます。

 

拓馬は寿慶に、中学生みたいな顔をしてこの人は一体…とささやきますが、

寿慶にあまり深追いい方がいいといわれてしまいます。

 

諦めず、向こう側へ

試合はまだどちらも譲らず激しい攻防戦が続いています。

 

我那覇はいら立ちはじめ、ラチが明かないから、

このまま代表戦に行った方が…と考えいました。

 

しかし旭は最後まであきらめず、我那覇を追い詰めていきます。

 

旭が前に飛びました。

 

我那覇は引いて面を狙おうとしていますが、旭はもっと前に飛び

相手の面を捉えに行きます。

 

この景色の向こう側が、見たいー。

 

我那覇にきれいに面が入りました。

 

最後まで追い求めたものしか届かない場所へ。

 

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以上があさひなぐの最新話『355話』のネタバレでした!

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あさひなぐの最新話『355話』の感想と考察

将子から旭へとつながりました。

 

まさかの逆転で一気に勝ち数も本数も相手高校と並んだ二ツ坂高校。

 

旭は最初から攻めていきます。

 

以前試合中にカメラマンさんから質問されて試合中なのでと断った夏之が、

今回は見解を述べます。

 

でもそれは拓馬が好き勝手なことを言っているからです。

 

団体戦は、先鋒から大将まで楽をできるポジションが一つもない。

 

その通りだなと思いました。

 

自分たちのチームではランクがついているかもしれませんが、

相手チームにもあるはず。

 

全員お互いが同じ強さなわけはないので、

一対一で勝てる人が勝てばいいから。

 

どの人にもチャンスがあり、一瞬で決まってしまいます。

 

圧倒的な力の差がない限り、もしかしたらより多く、

より強く勝ちたいと思った人が勝つのかもしれません。

 

自分だったらもっと楽な道を選んでしまうという拓馬への、

郁林の言葉も素敵だと思いました。

 

人は負けたことで不幸になるわけではないんですよ。

 

不幸は事実ではなく、心がもたらすもの。

 

事実ではなく心だったのだとストンと腑に落ちました。

 

考え方によって、出来事や事実も変わるのだと。

 

郁林の説法、ぜひじっくり聞いてみたいと思いました。

 

願って、願って最後まで追い求めれば、

掴み取れるのかもしれません。

まとめ

ここまであさひなぐの最新話『355話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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