こちらの記事では(2019年8月26日)に発売された

約束のネバーランドの最新話『147話』のネタバレや感想、考察

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約束のネバーランドの最新話『147話』のネタバレ

バイヨン卿の激怒

床に落ちた面を拾うバイヨン卿。

 

『お母様お母様』

その面を見ながら在りし日の面の持ち主達のことを思い出します。

 

そしてギーランに好意的な印象を持っていたバイヨン卿は…。

 

バイヨン卿

「ギーラン貴様ァ……ッ!!!」

 

身を焦がす程の怒りを覚えたのでした…!

 

700年前のギーラン

時は700年前に遡ります。

 

女王に進言する一人の五摂家がいたのでした。

 

「近年下級農園の生産が追いつかず」

「各地で飢えが絶えませぬ」

「このままでは民が滅び尽きます」

「国庫を開き我ら貴族の備蓄を一部解放致しましょう」

そう民のための進言をしたのは、当時五摂家だったギーラン卿でした。

 

その言葉にざわつく会議場。

 

そこには先代のノウム卿、バイヨン卿、

そして先週葬られた当代のプポ卿もいたのでした。

 

先代バイヨン卿

「しかし程度に応じ一部のみならば…」

バイヨン卿だけは応じようとしますが、

他の五摂家は難色。

 

ギーラン

「そのようなことを言っておる場合か!!」

そんな五摂家に対し、ギーランは危機的状況を熱弁したのでした。

 

ギーラン

「民を守らずして鬼の繁栄はない」

「手を打たねば鬼全体が滅びる!」

「我らのため、統治のためにも」

「貴族が身を削り救うべきなのだ!!」

 

その熱弁に黙ってしまう一同。

 

イヴェルク公

「まあ落ち着こうぞギーラン卿」

「君の話は解った」

「だが皆の懸念も尤もである」

イヴェルク公はギーランを諌めながら、

農園の整備の問題を説きます。

 

イヴェルク公

「泰平で増えた民の数に農園の生産が追いついていないこと」

「しかし今人間とも手を合わせ」

「下級肉の量産も幾度と試みている」

「農園の在り方を見直している最中なのだ」

そしてその結果が出るまで待とうと議会を解散してしまうのでした。

 

忠臣ドッザ

ギーラン

「くそっ…!」

ギーランは自分の想いが伝わらなかったことに歯噛みします。

 

ギーラン

「何故この危機が解らぬのだ…!」

 

それは解らないのではなく、解ろうとしないのだとギーランは察します。

 

イヴェルク公が言っていた下級肉の量産も、

過去幾度となく失敗に終わっていること…。

 

ドッサ

「ギーラン様はご立派です」

そこにギーラン家の家臣であるドッザ将軍がやってきたのでした。

 

ドッザ

「これほど民・家臣に慕われている領主はおりません」

そしてドッザ将軍はギーランが素晴らしい領主であることを熱弁します。

 

そう称されたギーランでしたが、

まだ『全てを救えていない』と悔しさをにじませるのでした。

 

そんなギーランに対し、諦めない様に励ますドッザ。

 

ドッサ

「ギーラン様の義は必ず届きます」

「私もどこまでもお支え申し上げます」

 

その言葉にギーランは…。

 

ギーラン

「……ありがとう」

「私は幸せものだ…」

そうお礼を言い、ギーランに一つ頼みをしたのでした。

 

その頼みとは邪血の噂の調査。

 

ギーラン

「彼らの力が本当なら民の飢えを何とかできる……」

「農園の今後にも役立てるかも―――」

 

そう思っていたギーランでしたが…。

 

「ギーラン卿」

「謀反の廉で一族もろとも“野良落ち”の刑に処す!」

 

なんとあらぬ罪で拘束されてしまったのです。

 

「怪し気な血の者を使い、王政の転覆を企てた大罪の―――」

そう罪状を述べる兵。

 

それを聞いたギーランは…。

 

ギーラン

「謀ったな…!」

「ドッザ!!」

 

柱にもたれ掛かるドッザにそう言ったのでした。

 

ドッザもそれを認めます。

そして…。

 

ドッザ

「感謝してますよ」

「拾ってもらってチャンスをもらえて」

「身分じゃなく働きで全うに評価してもらえて――本当に」

「領主(あんた)が善人(バカ)で良かったよ」

 

そしてギーランは、

無実を証明するためにイヴェルク公を呼んでもらいますが…。

 

イヴェルク公

「知っているよ」

 

牢のギーランに対してイヴェルク公はそう言ったのでした。

 

イヴェルク

「邪魔なのだ」

「君のその“義”“正しさ”が」

 

『増えすぎた民が死ねば人肉も足りる』

 

それが女王の考えだったのです。

 

イヴェルク公

「腐っているのだよ」

「陛下だけではない」

「皆腐っている」

「君の清さは目障りで」

「ドッザの濁りが丁度良かった渡りに船だったのだ」

 

あと2匹

家族も家臣も全てを失ったギーランの700年。

 

そして時間は今に戻ります。

 

ギーラン

「バイヨンの倅とノウムの末娘か」

「恨むなら己の父母らを恨むがよい」

ギーランは、手に持ったプポ卿の頭をかじりながらそう言うのでした。

 

それを見たドッザ卿は…。

 

ドッザ

「ハッ」

「あのひょろ甘”ギーラン様”がやるじゃねえの」

そう言い、かつての主君・ギーランに挑みますが…。

 

ギーラン家臣

「頭が高ェよ」

 

一瞬でその首を落とされてしまったのでした。

 

ギーラン家臣

「てめぇ、まず「ごめんなさい」だろ」

「ドッザ」

 

そしてそれを天井から見ていたシスロとバーバラ。

 

五摂家があと『2匹』だとノーマンに伝えると…。

 

ノーマン

「よし動け」

ノーマンはそう指示を出したのでした。

 

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以上が約束のネバーランドの最新話『147話』のネタバレでした!

 

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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約束のネバーランドの最新話『147話』の感想と考察

あのギーランがこんなに素晴らしい貴族だったんですね…!

 

そしてまた印象的だったのが、

本当に鬼が人間染みていた所。

 

もはや鬼と人間の違いって何なのか?と思ってしまう程でした。

 

確かに、五摂家及び女王は腐っていましたが、

それは実際の人間の世界でもよくある話。

 

その五摂家の中でも民を思い、

身を削る施策を進言した当時のギーランは、

間違いなく忠臣・理想の領主で、

そこには『鬼が人の天敵である』ということ以外に、

鬼と人との違いを感じませんでした。

 

こういうエマが感じていることを、

読者にも感じさせてくれるのは漫画として描き方が上手いですよね。

 

そしてそんな忠臣ギーランが野良堕ちし、

次々に復讐を果たして行っているわけですが、

思っていた以上にトントン拍子で五摂家が減っていってますね…!

 

前回の女王の余裕はなんだったのでしょう…?

 

女王としては、五摂家など代わりがいると思っているのでしょうか?

 

そんな中、ノーマンが何やら暗躍を始めた様ですが…?

 

女王側の何かしらの反撃はあるのか?

 

ノーマンの指示の内容は?

 

今回も次回が楽しみになる終わり方でしたね!

 

まとめ

ここまで約束のネバーランドの最新話『147話』のネタバレや感想、考察を

ご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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