こちらの記事では(2019年7月29日)に発売された

彼岸島48日後…の最新話211話のネタバレや感想、考察

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彼岸島48日後…最新話211話のネタバレ

仕込み刀を出す明、ざわつく吸血鬼たち

姑獲鳥との戦いで追い詰められ、

義手の仕込み刀を出してしまった明。

 

「なんだあれ……仕込み刀か……」

 

ざわつく吸血鬼たち。

狐(明)応援ムードだったドーム内が一転、

不穏な空気が流れ始める。

 

気が気でないのは、

明の仲間たちのほうだった。

 

「やべェよ……」

「ひぃぃぃ!人間だってバレちゃうぅぅぅ!

 

焦りを見せる鮫島。

涙と鼻水を垂れ流す平常運転のネズミ。

 

ドーム内に集まっている吸血鬼の数は

軽く1000人を超えていることもあり、

明が人間、特に吸血鬼にとって憎悪の対象である

「宮本明」であることを気づかれてしまっては、

さすがの明さんでも死は免れない。

 

「その仕込み刀、見覚えがある」

 

気づかれないようにと祈る仲間たちを尻目に、

姑獲鳥はどこか楽しそうな笑みを浮かべる。

 

「お前の正体は、あの宮本明か」

 

宮本明。

その名前にざわめくドーム。

 

「宮本明って人間だったはずじゃ……」

「人間? ありえねェだろ」

「人間だったら生かしておかねェぞ」

 

会場中の疑惑の視線が明に向けられる。

それらの感情は、徐々に敵意へと染まっているようだった。

 

「正体を見せろ!!」

「仮面を取れ!!!」

「ざけんなァァ! クソ人間がァ!」

「狐ェェ!」

 

会場全体が

狐に正体を明かさせようと暴言をぶつける。

 

「ひいいい暴動だァァ リンチだァァァ!」

 

ネズミが慌てふためいて叫ぶ。

姑獲鳥の監視下ということもあって

すぐにとびかかるようなことはしないようだが、

吸血鬼たちは今にも明に殺到しそうな雰囲気だ。

 

仮面に手をかける明

 

吸血鬼たちの言葉を受け、

明が狐の面に手をかける。

 

「明、まさかお前!!」

鮫島が目を見開いて驚く。

 

もし顔がわかったら、

いくら間抜けな吸血鬼であっても

明にとびかかってくるだろう。

 

姑獲鳥1人でも苦戦している状態である。

 

さすがに1000人を超える吸血鬼相手に

正面から戦うことは自殺に等しい。

 

仮面から下半分が現れる。

 

そこには、読者が見慣れている

いつもの髭――

 

そのまま仮面をあげきれば、

集団リンチは免れない。

 

「!!」

その瞬間、

仮面の下から明が唾を飛ばす。

 

その唾は姑獲鳥の目に入り、

彼はそのままバランスを崩した。

 

華麗な身のこなしでとびかかる明。

 

死闘、再開

姑獲鳥の顔を一閃せんと、

仕込み刀が振り下ろされる。

 

しかし、姑獲鳥はすんでのところで

手にした矛でそれを止めた。

 

明に押し倒される形で姑獲鳥が倒れ込み、

仕込み刀の先端部がその嘴に突き刺さる。

 

「このガキ……」

怒りの表情を見せながら、

姑獲鳥は巴投げの恰好で明を投げ飛ばす。

 

しかし、明は空中で華麗に旋回し着地。

 

その一瞬を見逃さず、

姑獲鳥も立ち上がり、矛を構えた。

 

「油断した……」

目元に皺を寄せる姑獲鳥。

 

尾を引いた怒りや

嘴を突き刺された痛みというよりも、

どこか楽しんでいるようだ。

 

「そうだな、これは殺し合いだった」

「いいだろう、お前の正体のことは

殺した後に仮面をはぎ取ればいい」

 

三叉矛を明へと向ける姑獲鳥。

 

本当の殺し合いに言葉は不要

そういわんばかりだ。

 

明の方も、

言葉を発さずに駆け出す。

 

仕込み刀と矛がかち合い、

金属音を響かせた。

 

一瞬、つばぜり合いの形になる両者。

 

だが明は正面から戦うことはせず、

開いたほうの腕で

観客席のいすをはぎ取り、

それを姑獲鳥にたたきつける。

 

その強靭な肉体に、

プラスチックでできた椅子でダメージを

負わせることなどきるはずもない。

 

だが、明の狙いは

それを目くらましとして利用することにあった。

 

再び仕込み刀を振り上げて、

姑獲鳥の命を狙う。

 

その一撃は再び矛に阻まれるも、

両者の動きは拮抗――

いや、少しだけ明が押しているようだった。

 

「姑獲鳥様が押されてる……」

「なんてやつだ、あの狐」

「右手の刀を出してから、動きのキレが増しやがった」

鬼気迫る血戦に、

会場の吸血鬼たちも息を呑んで見守る。

 

ただ、中には

明のことが許せない吸血鬼もいるようだ。

 

「ふざけんなよ!あんな人間の好きにさせるか!

みんなで捕まえて八つ裂きだ!」

 

「待てよ」

 

それを諫めるのは同じ吸血鬼。

 

「俺ァこの試合がもっと見てェんだ!!」

 

会場のあちこちで同じようなことが行われたらしく、

明の方にとびかかっていく吸血鬼は誰一人としていない。

 

かつてない実力者である二人の剣戟に、

客全体が引き込まれていたのだ。

 

「ありえねェよな。

吸血鬼どもが人間かどうかを気にしなくなってんだぜ」

 

鮫島もどこか安堵したような表情を浮かべ、

その後、息を吸い込んで叫ぶ。

 

「殺っちまえ!!狐ェェェ!!」

 

声に押し出されたかのように、

明が仕込み刀を振り上げた。

 

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以上が彼岸島48日後…のネタバレでした!

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彼岸島最新話211話の感想と考察

いよいよ

明さんが本調子を取り戻しましたね!

 

懸念されていた吸血鬼たちの問題も

ひとまずは解決したようですし、

あとは姑獲鳥を倒すだけになりそうです。

 

ただ、姑獲鳥がなぜこの戦いに参戦したのか不明ですし、

その上、勝次を助けたあとどうやって脱出するのか

という問題も残っています。

 

そもそも、

姑獲鳥をここで殺してしまうと

残った吸血鬼が暴動を起こしそうな気もします。

 

しかも、

姑獲鳥の他にも「雅の息子」と呼ばれる

アマルガムがいることもわかっていますし……

 

ということで、

これからの展開としては

姑獲鳥が巨大化するか、

あるいは斧神とのような

疑似協力関係を築くのではないでしょうか?

 

いずれにせよ、

彼岸島はこれからの展開にも

目が離せませんね!

 

まとめ

ここまで彼岸島48日後…の最新話211話のネタバレや感想、

考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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